マイクロソフトの変態[1]エルゴノミクスキーボードを使うようになってから2010年3月13日でちょうど3年になるのを前に、キーボード&マウスを新調しました。今回購入したのは、今まで使ってきた「Microsoft Wireless Optical Desktop Pro」の事実上の後継製品である「Microsoft Natural Ergonomic Desktop 7000」です。
購入した理由は次の3点。
一番の理由は最後のパームリフトにあります。「Wireless Optical Desktop Pro」もエルゴノミクスキーボードであることに代わりはありませんが、パームリフトが無く、キーボードは「手前から奥に向かって傾斜が高くなる」仕様になっています。ところが、肘から先をどっぷり机の上においてタイピングする現在の環境では、これが手首に負担になっていました。
当初は「自作パームリフト」[4]を作り、奥から手前に向かって傾斜が高くなるようにしていました。そのときに使っていたのがこのトンボ鉛筆の消しゴム。これを手前に挟み込む[5]ことで無理矢理傾斜をつけていたのですが、快適なパームリフトとはほど遠く、結局キーボードとマウスを新調することにしました。
以下気がついた点や、特に気に入った点を今まで使ってきた「Microsoft Wireless Optical Desktop Pro」と比較しつつあげてみます。
専用パームリフトが快適すぎる!
やはり、そのキーボードのためにデザインされたパームリフトというのは使いやすいですね。腕をおいたときの感触もプラスチックの冷たさから、クッションの柔らかさに変わりました。これなら長時間タイピングしていても疲れる気がしません。ミスタイプもずいぶん減りました。
キーストロークはノートPCに近い浅さに
実際にタイピングを始めると気がつくのが「キーストロークの浅さ」でしょうか。デスクトップPCに付属しているキーストロークの深いキーボードよりも、ノートPCに付属しているキーボードに近い感じになりました。タイプ音が小さくなったもおそらくこのストロークの変化によるものと思われます。
テンキー上にある = , ( , ) , BackSpaceキーが地味に便利
キーボードのホットキーの数は前モデルよりだいぶ減りましたが、逆に追加されたのがテンキーの上にあるこの4つのキー。これらはExcelやプログラミングの時に大活躍。本来イコールやカッコといった記号はShiftキーを押しながらでないと入力できないのですが、このキーを使えば、左手を使わずに入力ができるようになります。その横のBackSpaceキーもテンキーのミスタイプ訂正に大活躍。
横から握るマウスの使い心地
キーボードのことばかり取り上げていますが、付属してきたマウスも十分変態[6]エルゴノミクスデザインになっています。横から包み込むようにして握るため、親指の付け根付近は常に宙に浮いた状態になります。最初のうちは慣れず、手首が痛くなりましたが、今では自分なりの快適な握るポイントを見つけ、うまく使いこなせています。指が短かったり、手が小さい人にはちょっと厳しいデザインかも。以前のモデルと比べてみると、その傾き具合の大きさがわかるかと思います。
レシーバーの感度が大幅に上昇
ワイヤレスの方式が27MHzから2.4GHzに変更になったことにより、レシーバーも飛距離が伸びました。障害物を挟んで1mの距離で使っていますが、問題なく通信できています。以前のモデルは30cm以上離すとまともに操作できなかったので、これは大きな進歩です。
エルゴノミクスキーボード独特の「左右に割れたキーボード配列」に関しては、前モデルと全く同じなので、特に違和感もなし。正確なブラインドタッチができる方[7]にとっては、専用パームリフトのおかげでさらに効率がアップすること間違いなしな製品になっています。良い買い物でした[8]。
- Microsoft Natural Ergonomic Desktop 7000 WTA-00014
- マイクロソフト
- 2007/08/31
- 8,959 円 (33%OFF)
- (価格情報は 2010/03/10 現在のものです)
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- 褒め言葉です [back]
- しかも在庫があと5点だったので… [back]
- マウスとレシーバーは5年なので2012年まで [back]
- 傾斜を逆にしているだけなので、正確にはパームリフトですらない [back]
- いくつか試しましたが、私は最小サイズのPE-01Aの高さがぴったりでした [back]
- 褒め言葉です [back]
- マイコミジャーナルのレビューでも『このキーボードは"完全にタッチタイプを習得した達人"向けの製品』の記述が [back]
- これで満足せずにトラックボール「SlimBlade Trackball」が気になるなんて言ってる自分。そろそろお財布の中身から目をそらすのをやめましょうね [back]