アップルは11日、初代iPod nanoが発熱するという報告を受けてiPod nano 交換プログラムを発表しました。初代iPod nanoをお使いの全ユーザが交換対象となっています。
2010年8月、経済産業省がアップルに注意を喚起したことで始まったアップルの対応は「過熱したらバッテリーを交換」から「過熱していなくとも、バッテリーの交換に応じる」、「実際に過熱したら本体の交換に応じる」と、対応を緩和してきたものの、ついに表現を以下の通りに変更しました。
iPod nano(1st generation)をお持ちのお客様は使用を中止し、下記の要領で無料交換手続きをされることをおすすめいたします。
というわけで、初代iPod nanoをお持ちのユーザは無条件で無償交換の対象となります。交換の申し込みはこちらのフォームから。交換品の発送には6週間程度かかる見込みです。
この問題は、製造上の欠陥があるバッテリーを生産した特定のバッテリーメーカーに原因があることがわかっています。実際に過熱事故が発生する可能性はきわめて低いとはいえ、バッテリーの経年に伴ってその可能性は高くなります。
交換の対応にアップルは「特定のバッテリーメーカに原因がある」とした上で今回の交換プログラム発表の理由を「加熱事故が発生する可能性は極めて低いが、バッテリーの経年に伴って可能性が高くなるので」としています。
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