先日からWesternDigital製HDD「WD20EADS」の調子が悪く、ついには書き込みが全く出来なくなってしまった現象に遭遇しました。いろいろ調べてみたところ、このモデルを含む一部のWesternDigital製HDDにおいて、こうした症状が発生している報告がネットに多数上がっており日本では「低速病」と呼ばれている症状である可能性が高くなりました。メーカーはこの問題を公式に認めているわけではありませんが、ひとまず解決方法を見つけたのでエントリーに起こしておきます。
まずは問題が発生したハードディスクの詳細をば。
- 購入時期
- 2010/01
- モデル
- WD20EADS-00S2B0
- M/B
- GIGABYTE GA-EX58-UD4
- OS
- Windows Vista Business x64
- 症状発生日
- 2010/03頃から。ディスク容量が40%を切ったあたりから頻繁に発生
- 具体的症状
- ファイルの転送速度が大幅に低下。70.0MB/sが0.9MB/s程度しかでなくなり、最終的には書き込み不能になる。再起動直後は50MB/s程度まで回復するも、1分もしないうちに再び1MB/s程度まで落ちる。OS上では認識されており読み出しは通常通り行える。
ある時期を境に全く読み書きできなくなるのであれば、それはHDDの故障と言えるのでしょうが、この症状の困ったところは症状の発生が不定期なところ。3日程度通電していれば回復することもあれば、1週間ずっと書き込みが遅いままだったこともあります。それで、私なりの解決方法を見つけました。それは…
「完全チェックディスク」の後、「デフラグ」を実行すること、です。完全チェックディスクはセクタも1つ1つチェックするため、かなりの時間を要しました。その後デフラグを実行すると上記症状は発生しなくなりました。
また不定期に発生する可能性も十分ありますが、現在のところはこれで様子見しています。それにしても不思議な症状です。
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