アメリカの携帯電話事業者ベリゾン ワイヤレスは11日、同社の通信規格に対応した「iPhone 4」を発表しました。プレスリリースも出ています。アメリカでの発売日は2011年2月10日、価格は16GBモデルが199.99ドル、32GBモデルが299.99ドルとなっています。
ベリゾンではCDMAを採用しており、これは日本で言うauの「CDMA 1X WIN」にあたります。国内で販売されているiPhone 4はドコモやソフトバンクモバイルで採用されている「HSDPA」を通信方式として利用しており、両規格に互換性はありません。ベリゾンから発売されるiPhone 4は日本で販売されているiPhone 4と次のような違いがあります。
- プリインストールされているOSは「iOS 4.2.5」
- デザリング機能をOSレベルでサポート
- アンテナ回りをHSDPAからCDMA仕様に若干変更
- SIMカードスロットなし
日本通信では、海外版SIMロックフリーのiPhone 4にSIMカードを差し込むことで、ドコモの回線を利用できる「taking b-microSIM」を提供していますが、ベリゾン版iPhone 4にはそもそもSIMカードスロットが無い為、この方法は使えません。
つまり、「ドコモでiPhone 4が使えるようになったのだから、auでも」という考えは残念ながら不可能と言うことになります。もっともこれまでHSDPAのみに対応してきたアップルが、新たにCDMA規格をサポートする(今回はベリゾンの為に開発した)iPhone 4を発表してきたのは大きな一歩と言えるのではないでしょうか。
アメリカでは同時にAT&Tの独占提供が終わり、今後ますますサービス品質での競争が加速することになります。
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