iPhone 4Sの発売から11ヶ月が経過し、いよいよ9月21日は日本国内でiPhone 5が発売となります。私の周りのiPhoneユーザは端末代金の支払いが終わっていない人も含め、「iPhone 5を買う」と言っている人が大半を占めていますが、私は今のところiPhone 5への乗り換えは考えていません。その理由を記しておきます。
iPhone 5は8円運用が出来ない
一言で言うとコレに尽きます。au版iPhone 4Sの唯一の利点とも言えるのが、「パケット定額サービスの契約が任意」であったことがあげられます。これにより、私の場合は以下の運用が出来ていました。
- 発売日にiPhone 4Sを「プランEシンプル+パケット定額なし」で契約し、Wi-Fi運用を前提に、月額料金を1,000円強で契約
- その後、2010年に契約したIS01とSIMを入れ替えることで、月額料金を8円[1]まで落とすことに成功
IS01といえば、2年間、基本使用料を全額割り引くキャンペーンをしていたこともあり、端末代金が0円のショップで購入すればユーザが支払う料金は「ユニバーサルサービス料のみ」であったことから、2010年に一部ネットユーザの間で瞬く間に話題になったAndroidケータイです。
「iPhone 4Sのパケット定額サービスは契約しなくても良い」ことに加え、「契約済みのIS01とSIMカードを入れ替える」ことでiPhone 4Sをユニバーサルサービス料のみで運用[2]できる環境を手に入れていました。
ところが、iPhone 5の料金プランではパケット定額サービス「LTEフラット」が必須契約となっており、この方法が使えなくなっています。モバイルWi-Fiルータを持っている身[3]としては、このLTEフラットが邪魔でしょうが無く、外すことが出来るようになるまでは乗り換える気が起きません[4]。
iPhone 5はLTE専用の料金プラン(「LTE プラン」)のみとなります。LTEプランは、月々980円でau携帯電話への通話料が、1時~21時の間、無料でご利用いただけるプランです。
auの料金プラン発表時に「実はひっそりと従来のプランも選べるのでは」と淡い期待をしていましたが、auのFAQページにはしっかりと、「LTEプランのみ」と記載があります。こうも断言されてしまうとわざわざ快適な環境を手放してまで[5]、iPhone 5を入手する気にはなれません。
「選べる自由」を掲げるauならば、料金プランにも幅を持たせてほしいものですね。というわけで、私はiPhone 4Sを使い続けることにしたのでした。
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- 8円運用の根幹ともなっていた「IS01/02 割」の割引期間が(私の場合)2012年11月で終了するため、12月以降は自動的に1,000円強運用に戻ります [back]
- ユニバーサルサービス料は適宜見直されており、現在は3円運用となります [back]
- モバイルWi-Fiルータ選別の経緯は2011年11月現在「イー・モバイル」「WiMAX」「ドコモ(FOMA)MVNO」の中で使えるモバイルWi-Fiルータはどれなのか、東北新幹線で実験してみましたをご覧ください [back]
- iPhone 5から使える「テザリング」を活用したとしても、iPhone 4S+モバイルWi-Fiルータの月額維持費に比べ割高になります [back]
- 通信をWi-Fiに逃がすことで、au版iPhoneの弱点である「通話と3G通信が同時に出来ない」点も克服しています [back]