GoogleがGoogle日本語入力 ベータ版をリリースしてから1週間。ジャストシステムの日本語入力ソフト、ATOKの最新版日本語入力システム ATOK 2010 for Windowsが発表になりました。
発売日は2010/02/05。ATOK 2010 for Windows[プレミアム]はダウンロード版が10,500円、以前のATOKからのアップグレード「AAA優待版」のダウンロード販売は8,400円になっています。
Webから集めた膨大な単語をサジェスト変換することを最大の売りにしている「Google日本語入力」に対して、ATOKの製品トップページで掲げている製品特徴は次の通り。
- Windows 7に対応
- 新アルゴリズムで進化したATOKハイブリッドコア。変換精度がさらにアップ。
- 日本語入力をさらに快適にサポート
- 英語入力支援機能(ATOK 4E)を強化
最初の項目はGoogle日本語入力も対応していることから、事実上、ATOKの特徴は後半3つなのですが、タイトルだけ見てもなんだかぱっとしない印象です。
ATOKハイブリットコアで説明されている強化機能[1]は「同音語の変換精度が向上」のみ。正直、これは一発変換のレベル向上の話であって、スペース(変換キー)を押す回数が減る程度の恩恵しか感じられません。
のこり2つも、ATOK 2009の機能向上のみ。新機能は皆無と受け取ってよろしいんでしょうか>ジャストシステムさん。
2010のキャッチコピーは「ATOKは次世代へ。感動変換!ATOK 2010」とのこと。感動変換というワード自体は2009の時も使っていましたが、1年使ってみてもあまり感動変換している実感はありませんな。
とはいえ、MS-IMEには戻れない、とだけは断言できます。ただ、Google日本語入力が64bitに対応してきた場合、「来年もATOK」と断言できるかは微妙なところ。
- ATOK 2009で「きょうかきのう」を変換すると「今日か昨日」が一番最初に出てきます [back]