ドコモは16日、2011年夏モデル24機種を発表しました。ニュースリリースもでています。XperiaやGalaxyの新型など、Androidスマートフォンが話題となっていますが、個人的に気になったのは富士通から発売される「F-07C」です。
Windows 7搭載ケータイは、2010年にマイクロソフトが発表したWindows Mobileの後継となるWindows Phone 7 Series(後にWindows Phone 7に改名)とは異なり、PC版と同様のWindows 7 Home Premium (32bit版)を搭載しています。富士通は2011年5月13日調べで「Windows 7搭載世界最小パソコン」とうたっています。
主な搭載ソフトウェアは次の通り。
- Microsoft Office Personal 2010 2年間ライセンス版
- Windows Internet Explorer 9
- Microsoft Silverlight
- Adobe Reader
- ノートン インターネット セキュリティ 2011
- i-フィルター 6.0
- Windows Live メール
- Windows Live Writer
- Windows Live Messenger
- Windows Media Player12
- Windows Live フォトギャラリー
- Windows Live ムービーメーカー
もちろん、プレインストールされているソフト以外にも、Windows 7で動くソフトは(GPUなど要求スペックが高いものを除く)ほとんどが動作可能と思われます。主なスペックはCPUが1.2GHz(動作時は600MHzにダウンクロック)のAtomを搭載、メインメモリは1GB、ストレージは32GBのフラッシュメモリとなっています。
それだけならば、ただの小さいWindows 7パソコンなのですが、この機種が「Windows 7ケータイ」と呼ばれる最大の特徴は、側面の切り替えボタンを押すことで通常のiモード端末に早変わりすること。ワンセグこそ非対応ですが、おサイフケータイやiコンシェル、510万画素のカメラなど主要なケータイ機能もすべて入っています。
スマートフォンと言えばiPhoneやAndroidが代表格になっていますが、家でも外でもWindowsを使いたい、(もしくは私のように出先でもPC版と同じFirefoxを使いたい)という方は今回のF-07Cがうってつけではないでしょうか。発売時期は2011年6月~7月の予定。