Googleは7日、Android OSの最新バージョンとなる2.3 “Gingerbread”を発表しました。Official Google Blogに記事も掲載されています。
これはGoogleがサムスンと共同開発した「Nexus S」と同時に発表されたもので、このデバイスにもAndroid 2.3が搭載されています。2.3の新機能をざっと列挙すると。
- より使いやすく刷新されたUI
- ソフトウェアキーボードの最適化
- ワンタッチコピー&ペースト機能の実装
- アプリケーション管理方法の変更による、バッテリー消費量の減少
- オプションメニューにアプリケーション管理コントロールへのショートカットを追加
- 新しいコミュニケーション機能の搭載
このうち気になるのはコピー&ペースト機能の実装でしょうか。Webページなどの文字上に指を乗せ続けると「free-selection mode」というモードに切り替わり、範囲選択が可能になります。あとは、選択された文字をタップするとクリップボードにコピーされる仕組み。文字列を選択するとメニューが上部に出てくるiOSとは違い、特にメニューは表示されないようです。
開発者向けにSDKの配布も同日から開始されています。なお、auが2010年6月に発売した同社初のAndroidスマートフォン「IS01」はAndroid OS 1.6を搭載しており、メジャーアップデートが行われないことが告知されているため、本SDKで開発したアプリケーションはIS01上で実行することが出来ません。それにしてもAndroid 1.6の発表は2009年9月ですから、あれから1年ちょっとでバージョンナンバーが2.3まで進んだことになります。iOSに負けじとAndroid OSの進歩もめざましいですね。
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