auのAndroidケータイ「IS01」を入手[1]してから数日が経ちました。連日のようにいじくり倒しているわけですが、8円運用する為にSIMカードを抜いた[2]事によるデメリットがいくつか見えてきたので、ここにまとめておきます。
メリット: 勝手に3Gパケット通信をしなくなる
SIMカードを抜くことで、物理的に3Gネットワークとの接続が断絶されます。自局の電話番号などの情報もSIMカードに記録されている為、プロフィールを見てもメールアドレスなどが一切表示されないことがわかります。
物理的に通信を行わないようにする最大のメリットは「勝手にパケット通信料がかからない」ことにあります。こちらは今月の請求予定の通信料金ですが、15円かかっています。
これは店頭で契約手続きをしている間、端末に触っていないのに勝手に通信していたパケット通信料です。契約手続きの途中で電話番号の登録とSIMカードのセットを販売員の方が行うのですが、電源が入っていた時間は20分程度しかありません。それでも15円の請求が来ているので、1分で0.8円程度のパケット通信を行っていることになります。
もし、これがずっと続くのであれば、1日あたり1,152円、1ヶ月にすると35,712円かかっている計算になります(実際にはIS NETを契約していれば定額上限の5,985円に収まります)。SIMカードを指したままだと、何もしなくとも勝手にパケット定額の上限に達する恐ろしい端末です。精神的にも、物理的に3Gネットワークから遮断した方が安心ですよね。
デメリット: 通話・Cメールが出来ない
SIMカードを抜くことによる最大のデメリットは通話ができなくなること。パケット通信は無線LAN環境があれば(ほぼ)カバーできますが、音声通話だけはどうしようもありません。電話は着信専用にして月8円で運用したい人にとっては悩ましいですよね。
送信が有料、受信は無料のCメールも、SIMカードを抜いていると送受信することが出来ません。
デメリット: ケータイアップデートが出来ない
「Android OSのアップデート」はPCとのUSB接続で行うことが出来るIS01ですが、Cメールやau one Marketなどauサービス回りのアップデートを行う「ケータイアップデート」はパケット通信が必須となっており、SIMカードを抜いていると実行することが出来ません。
「ケータイアップデート」にかかるパケット通信料は無料ですが、前述の通り、SIMカードを指すと勝手にパケット通信が始まる為、ケータイアップデートを実行する前後で、バックグラウンドで動いているアプリが結局パケット通信料を発生させる可能性があります。
デメリット: Googleアカウントのパスワードが保存されない
パスワードはSIMカードに保存する仕様なのか、OSのバグなのかはわかりませんが、SIMカードを抜いていると電源を入れた時に設定してあったGoogleアカウントのパスワードが消去されます。Androidマーケットを利用しようとすると、入力しておいたはずのパスワードが間違っていますと表示され、再入力しなければなりません。
一旦入力したパスワードは電源を切るまで残るようですが、IS01を1日に何度も再起動する私にとっては、パスワードを保存してくれないのは結構痛手だったりします。
結論: SIMカードを装着し、データ通信をオフにして運用することにした
結局、SIMカードは付けることにしました。ただし、バックグラウンドでアプリがデータ通信を行うことだけは抑制しようと思い、設定→通信→モバイルネットワーク設定から、データ通信を切りました。これでOSがクラッシュしたり、端末がクラックされ設定が書き換えられない限り、パケット通信料はかからなくなります。
これにより、音声通話が可能で、無線LAN環境が無いところでは勝手に通信しないケータイになりました。ソフトウェアアップデート時のみ、データ通信を許可することにします。その前後で発生する若干の通信料は目をつぶり、ケータイアップデートがあった月は8円に収まらなくてもいいや、と思うことにしました。データ通信を許可しない=ケータイアップデートが来ない月は8円で運用できますしね。
ちなみに、IS01のアップデートは発売から記事執筆時点までに5回配信されています。主なアップデート内容と、アップデートにかかる時間(=データ通信を許可しなければならない時間)は次の通り。
アップデート 配信日時 |
更新内容 | アップデート にかかる時間 |
---|---|---|
2010/07/15 |
|
10分 |
2010/08/24 |
|
30分 |
2010/09/08 |
|
30分 |
2010/09/22 |
|
30分 |
2010/10/26 |
|
60分 |
なお、2ちゃんねるのIS01関連のスレッドでは、さらに設定を詰めてケータイアップデート時に極限までパケット通信料を0円にする方法が考案されています。ここまでして月8円にしようとする努力もすごいものです。私はここまでしていませんので、試した方がいたらコメントいただければと思います。
21 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/10/31(日) 10:10:48 ID:M5x+O/nt
前スレ
>>994
> アップデートするときに
> ソフトを軌道せずに
> 外しておく一覧とかテンプレにあれば便利なのに1)Wi-Fiアクセスポイントに接続していることを確認
Wi-Fi設定>Wi-Fi利用>【アクセスポイント名】に接続しました
Wi-Fiアイコンで疎通されていることを確認2)バックグラウンド通信するユーザアプリを切る
「Startup Cleaner」で「prevent startup : unapplied」を全て白文字(unapplied)→緑文字(applied)にする3)Google同期通信を切る
データの同期>同期の基本設定>バックグラウンドデータ(バックグラウンドデータの使用を有効にする)
on->off4)電波OFFモードON
電源長押し>電波OFFモードONに切り替え5)電源を落としてSIMを刺す
6)電波OFFモードON
電源長押し>電波OFFモードOFFに切り替え7)データ通信を許可
モバイルネットワーク設定>データ通信(データ通信をする/しないを設定)
off->on8)ケータイアップデート開始
設定>システム>ケータイアップデート>アップデート開始9)再起動前に「データ通信をしない」に
ダウンロードが終了し「再起動しますか?」と聞かれるのでHOMEボタンを押し「データ通信をしない」に設定。モバイルネットワーク設定>データ通信(データ通信をする/しないを設定)
on->off起動中アプリから「再起動しますか?」ダイアログを呼び出して再起動。
10) 再起動
11) updateプロセス進行 0%→100%(30min)
12)「アップデート完了しました」を確認し電源落としてSIM抜く
13)再起動してスタートアップと同期を許可
「Startup Cleaner」で「prevent startup : applied」を適宜緑文字(applied)→白文字(unapplied)にする
データの同期>同期の基本設定>バックグラウンドデータ(バックグラウンドデータの使用を有効にする)
off->on14)再再起動
お知らせからGoogleアカウント/PWを入力しておわり。
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