マイクロソフトは10月27日、Windows Vistaに搭載されている「DirectX 10」をWindows 7に搭載されている「DirectX 11」にアップデートするパッチを公開しました。現在、Service Pack2を当てているPCを対象に、Windows Update経由で配布が始まっています。
Windows Updateで配布されるタイトルは「Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム(KB971644)」となっています。これを導入すると先ほどのDirectXの更新の他、WDDM(Windows Display Driver Model)も1.1にアップデートされ、Aeroによるデスクトップ描画がより高速になります。
DirectXが11になってもビデオカードがそれに未対応の場合、効果を100%発揮できないというネックはあるものの、現在のところDirectX 11をネイティブにサポートしているビデオカードは一部のハイスペックモデルのみとなっています。未対応と判っていても、Aeroが快適に動作するのならアップデートする価値はあるかもしれません。