映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」を見てきました

1303102328.jpg

2013年3月9日より全国映画館で上映が始まった映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」を見てきたのでレビューをお届けします。

映画チケット

公開2日目の最終上映時間(19時開始)の時間帯に見に行きましたが、人の数はまばらでした。400人ちょっと入るスクリーンでしたが、家族連れも含めて20人程度しか入っていなかったように思います。日曜日とはいえ、夜遅かったからですかね。

肝心の映画内容ですが、一言で言えば「ドラえもんとのび太の友情を描いた作品」でしょうか。

ドラえもんの首に付いている「ネコあつめすず」が怪盗DXなる人物に盗まれ、それを探しに過去~最新までのひみつ道具がすべて展示されている「ひみつ道具博物館」を訪れる話です。

以下、ネタバレを含んだ感想をつらつら書いてみます。

ネコあつめすずが大切な理由

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

開始早々、ドラえもんの「ネコあつめすず」が異次元空間から延びてくるロボットの手によって盗まれてしまいます。

のび太は「新しいのを買えばいい」と言いますが、ドラえもんはかたくなにそれを拒否。理由を聞いてもモジモジとして答えません。

モジモジするということはメスの猫=みーちゃんが気に入っているから、とかそういう理由だと思っていましたが、実はのび太がキーマンでした。

メインストーリーが進む過程で、のび太が自分自身で「このネコあつめすずが大切な理由」に気がつく流れも自然でしたね[1]

サブキャラクターの存在感

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

本作には次の6人+1人のサブキャラクターが登場します。+1人というのはいわゆるタレント枠ですね。今作は向井理さんが演じる「向井おさる」が登場します。

私はどちらかというとタレント枠には否定的です。その作品に出てくるタレントキャラクターによって作品がねじ曲げられたり、意図的にタレント枠のキャラクターを目立たせる演出に萎えてしまうためです。

が、今作のオリジナルキャラクター「向井おさる」は作品には直接関与せず、セリフも一言だけと限定的でしたので、その点については不満はありませんでした。

それ以外のサブキャラクターの存在感とバランスはお見事と言えます。ペプラー警部を除く5人はどこか「黒い部分」があり、怪盗DXの正体を含め、伏線の張り方から回収までがすべて繋がっていました。最初はフィークスが怪盗DXと思っていましたが・・・[2]

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

声優的に目を引くのはクルト役の三瓶由布子、ジンジャー役の堀江由衣でしょうか。特にジンジャーはその容姿と性格のギャップが激しく、ドラえもんにしては珍しい「イマドキのオンナノコ」な感じが出ていて新鮮でした。

ストーリーが博物館内に”閉じている”

これについては賛否両論あると思います。ドラえもんの映画といえば、宇宙を舞台にしたり、過去と現代を行き来する大スケールなものが連想されます。が、今作は未来にある「ひみつ道具博物館」の中で全てのストーリーが完結しています[3]

そのため、「○○すると歴史が変わる」とか「○○を止めないと地球が危ない」といったスリル感は今作では皆無です。ハラハラドキドキの展開を期待していた方には怪盗DXの一連の騒動すら、茶番と感じてしまうかもしれません。

のび太が主人公の映画だから、ドラえもんとの友情が映える

今作では、一番の見せ所である怪盗DXの正体を暴くシーン。これをシャーロック・ホームズセットを身にまとったのび太が演じます。

前述のスリル感たっぷりの映画なら、スネオが暴走し、ジャイアンが熱い台詞を放つテンプレが成立しますが、今作はスネオ・ジャイアンの推理が外れた上で、のび太が本当の真犯人を当てる[4]ある意味「本当の主人公」になることができています。

この「のび太が主人公」という点と、「ネコあつめすずを通してドラえもんとのび太の友情を描く」点が私の中で高評価のポイントとなっています。ラストシーン[5]は目頭が熱くなりましたね。

エンディングテーマ「未来のミュージアム / Perfume」

商品画像

エンディングテーマを歌うのはPerfume。この未来のミュージアムという曲、個人的には新ドラ映画第1作「のび太の恐竜2006」のエンディングテーマ「ボクノート / スキマスイッチ」に次ぐ、名曲だと思います。

ほどよいエレクトロと、覚えやすい歌詞[6]というのは子どもにもウケが良いのでは無いでしょうか。

2014年作品は「大魔境リメイク」

スタッフロールの後は、おなじみとなった「来年公開映画のヒント」が上映されました。2013年は藤子・F・不二雄 生誕80周年ということもあり、1982年公開の映画「ドラえもん のび太の大魔境」のリメイクとなることが明かされました。この作品、日本誕生、雲の王国の次に好きな作品でもあるので、今から公開が楽しみです。

一昨年、昨年と震災もありバタバタして劇場までドラえもんの映画を見に行くことが出来ていませんでした。3年ぶりに映画館で見たドラえもん。やはり心が温まりますね。

  1. 個人的にはもうちょっと長めにとって欲しかったですが [back]
  2. ジャイアン・スネオと同じく、演出に騙されてしまいました [back]
  3. 前述したように、ネコあつめすずに冠する過去のエピソードはサブストーリー的に挟み込まれてはいます [back]
  4. 真犯人の手がかりはのび太の推理力では無く、発信器でしたが・・・ [back]
  5. ネコあつめすずをくっつけるシーン [back]
  6. 実際、エンディングテーマにもかかわらず、スタッフロールには歌詞が表示されていました [back]
スポンサーリンク

この記事をシェアしてくださいねっ

このサイトが気に入ったらフォローしてください!