最近話題になっている、USBメモリ経由のウイルス感染からの個人情報流出。ユーザの不注意で不用意にウイルスファイルを実行してしまい、感染する例もあることながら、最近ではWindowsの機能を悪用して、USBメモリを差しただけで感染するものも存在するようです。
(参考: PCからも感染する脅威:USBメモリウイルスが猛威、感染ペースが爆発的な勢いに – ITmedia エンタープライズ)
WindowsではDVDやUSBメモリを差したときにautorunという機能が働き、自動的にDVDが再生されたり、指定したインストーラが起動する機能があります。これを無効にするだけでも、だいぶ感染の危険を減らせるはずです。
このオートラン機能を無効にする方法はレジストリをいじったり、コントロールパネルの「コンピュータの構成」から設定を変更する手段がありますが、ここではMicrosoftが提供している無償のツール「Tweak UI」を使うことにしました。(数年前に導入していたのを思い出した、とも言う)
ダウンロード先はMicrosoft PowerToys for Windows XPの右ペインから。日本語化はPowerToys内のページ真ん中あたり、「TweakUijC.zip 「Tweak UI Ver2.10」を日本語化する 03/09/23 175KB」からどうぞ。
インストール・日本語化後起動したら、左側のメニューを「マイコンピュータ」→「自動再生」→「種類」と展開していき、「自動再生するドライブの種類」のチェックを外す、これだけで設定完了。
試しに手元のUSBメモリを差してみると、接続音が鳴るだけで、何も起こらなくなりました。
最近のウイルスはUSBメモリからPCに感染するだけではなく、感染したPCが感染していないUSBメモリに自身のデータをコピーするウイルスも見つかっており、不特定多数の人が利用するPCから自分のUSBメモリにウイルスが感染する事例も増えています。
USBメモリはデータの受け渡しが容易なだけに、セキュリティには細心の注意を払う必要がありそうです。