ソフトバンクモバイルは29日、定額パケットサービスを利用中の一部ユーザーに対し、2009年12月1日より通信速度制限を行うことを発表しました。ニュースリリースも出ています。
電気通信事業者のドコモ、auは既に通信速度制限を実施しており、ソフトバンクモバイルはこれに追従したかたちになります。各社の対象者や対象者に対する対策は次の通り。
事業者名 | 実施時期 | 制限の目安 | 制限に引っかかった場合 |
---|---|---|---|
ドコモ | 2009/04/01 | 2009年秋頃公表予定 | 通信速度を制限(強制切断あり) |
au | 2008/10/01 | 前々月の月間使用量が300万パケット以上 | 当月の21時~翌1時にかけて通信速度を制限(切断についての記述無し) |
SoftBank | 2009/12/01 | 前々月の月間使用量が300万パケット以上[1] | 当月の通信速度を制限(切断は行わない) |
今回ソフトバンクモバイルが取った対応はどちらかというとauに似ていますが、速度制限は当月いっぱい続く点が異なります。300万パケットというのは着うたフルの場合250~300曲分に相当します。普通のユーザーならばまず引っかからないとは思いますが、問題はiPhoneなどのスマートフォンユーザー。
スマートフォンで閲覧するサイトのほとんどは「PCサイト」であるため、普通のケータイサイトより負担するパケット通信料は当然多くなります。ヘビーに使いこなすiPhoneユーザーなどは引っかかる人がかなり出てくるのではないでしょうか。
- PCサイトブラウザ、PCサイトダイレクト利用時は1,000万パケット以上 [back]