ソフトバンクモバイル、iPadの3G回線を提供

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SoftBank

ソフトバンクモバイルは8日、iPad向けに3G回線を提供すると発表しました。プレスリリースも出ています。また、アップルが10日に発表する予定だった製品価格についても、一足早く公開されています。

価格一覧

こちらが発表された価格一覧。ちょっと見づらいので支払総額だけを抜き出すと…

16 GB 32 GB 64 GB
Wi-Fiモデル 53,280円 63,360円 73,200円
Wi-Fi + 3Gモデル + データ定額プラン 58,320円 67,920円 77,280円
Wi-Fi + 3Gモデル + プリペイドプラン(1GB) 66,240円 76,320円 86,160円

アメリカでの販売価格と比べるとWi-Fiモデルは割高に、キャリアと抱き合わせの3G + Wi-Fiモデルは割安になっています。米国で3G回線を提供するAT&Tの料金プランと比較した、3G回線の料金プランは次の通り。

キャリア 無制限プラン データ通信量上限ありプラン
ソフトバンクモバイル 4.410円/1ヶ月 4,410円/30日またはデータ量1GBまで
1,510円/30日またはデータ量100MBまで
AT&T 29.99ドル/30日 14.99ドル/データ量250MBまで

ソフトバンクモバイルの無制限プランは「(iPad専用)データ定額プラン」という名称で、データ通信料に上限があるプランは1GBまでの方が「(iPad専用)プリペイドプラン(1GB)」、100MBまでの方が「(iPad専用)プリペイドプラン(100MB)」という名称で提供されます。「(iPad専用)データ定額プラン」の方は、「iPad向け月月割」に申し込むと24ヶ月間は2,910円で利用することが出来ます。

AT&Tのプランの特徴である「必要なときにいつでも契約・解約」できる点については、残念ながらソフトバンクモバイルでは採用されていません。「必要なときにだけ契約」したい場合はデータ通信量に上限がある「プリペイドプラン」を選ばなければならず、無制限にデータ通信を楽しみたい場合は2年縛りの「データ定額プラン」にする必要があります。こちらは24ヶ月ごとに自動更新で、それ以外の月で解約しようとすると契約解除料9,975円がかかります。

通信プランはやや不自由といった点を除けば、本体価格は米国よりお値打ち感があると言えそうです。ただ、プレスリリースには気になる一文も。

iPadは単独の通信業者のサービスでのみお使いいただけるよう設定されている場合があります。

via 日本ではソフトバンクモバイルが5月28日よりiPadを提供 | ソフトバンクモバイル株式会社

これはつまり「SIMロック」のことを指しているのではないでしょうか。ドコモや日本通信がmicro SIMを提供することになったとしても、SIMロックがかかったiPadでは通信ができないということになります。アメリカで発売されているiPadはSIMロックフリーであり、それを理由にドコモがiPad用にmicro SIMカードの販売を検討していた経緯があります。今回もまたSIMロックがかかるのであれば、総務省の公開ヒアリングでSIMロック解除の検討もむなしく、まだ国内の携帯電話市場は鎖国状態が続くことになります。

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