nVidiaのグラフィックボードにディスプレイを複数繋いだときの挙動がXPとVistaで変わったようです。
以前は接続された全てのディスプレイを1つとみなす「ビッグ」と言われるモードで動いていました。そのため、1680×1050のディスプレイを2台繋ぐと画面のプロパティでは3360×1050と表示されます。
Vista用のnVidiaドライバではこの概念が廃止され、1つ1つのモニタを独立しているとみなす「セパレイト」と言われるモードに変更になりました。
「ビッグ」ではウィンドウを最大化すると、両方の画面いっぱいにウィンドウが開いて作業スペースをひろーく使えたのですが、「セパレイト」では片方のモニタいっぱいに広がるだけ。
それだけの変更ならまだ我慢できる(最大化させずに、マウスでウィンドウの縁をドラッグして2画面分に広げれば良い)のですが、困ったことにスクリーンショットを取るために利用してた「WinShot」がマルチディスプレイの「セパレイト」に対応していないため、2つ目のディスプレイに映るウィンドウはキャプチャできなくなってしまいました。
対応していないなら対応したソフトを探すべし。よく使うWinShotの機能をあげてみます。
- 3秒後にキャプチャする時間差キャプチャ機能
- 任意のコントロール/クライアントを選択してキャプチャできる
- キャプチャ後の画像を外部アプリケーションに渡す
これらの条件を満たすソフト探してみたのですが…とくに2つ目の機能を満たすツールがなかなかありません。自分で切り取る大きさをドラッグして選ぶことなく、コントロールを一発で選択できるのは非常に便利だったのですが。
で、出した結論がこれ。
- 1つめのディスプレイはWinShotでキャプチャ
- 2つめのディスプレイはPrtScnで全画面キャプチャした後外部アプリで加工
結局WinShotが便利すぎて、他のアプリに移行できませんでした。2つめのディスプレイに映るウィンドウも、1つめのディスプレイに持ってくればWinShotの恩恵を受けられますし、しばらくはこれで行きたいと思います。
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