NECアクセステクニカは23日、モバイルWiMAXと公衆無線LANに対応したモバイルWiMAXルータ「AtermWM3600R」を発表しました。プレスリリースも出ています。
「AtermWM3600R」は「AtermWM3500R」の後継モデルとなります。WM3500Rの方は家電量販店のWiMAXには必ずと言っていいほどモックがおいてあり、「WiMAXルータといったらWM3500R」とも言える機種だったと思います。大きな特徴はバッテリー駆動8時間というスタミナの持ちの良さです。後継機種
のWM3600Rではこの点にさらに力を入れており、スペック表記上の連続通信時間は業界最長クラスである約10時間とされています。前機種から更に2時間増えました。
そのほかの特徴は次の通り。
- 業界最薄のコンパクトサイズとスタイリッシュなデザイン
- 業界最薄の約12.8mmと、重さ約110gのコンパクトサイズを実現し、持ち歩きやすさと使いやすさを追求。また、高級感のあるメタリック調のデザインで、カラーバリエーションはピンク・ブラック・シルバーの3色を用意。
- 業界初、公衆無線LANに対応
- モバイルWiMAXルータでは初めて公衆無線LANに対応。地下鉄構内や電車の車内などWiMAXエリア外でも、公衆無線LANエリアであれば自動的に無線LANに切り替えてWi-Fi通信を利用可能。
特に、公衆無線LANへの対応は心待ちにしていた方も多かったのでは無いでしょうか。WiMAXの電波の特性上、建物の中や地下に入ってしまうとどうしてもサービスエリア外になってしまいますが、そこに公衆無線LANスポットがあれば、引き続きインターネットを行うことが可能となっています。
現在対応している公衆無線LANサービスは次の4つとなっています。
- UQ Wi-Fi
- BBモバイルポイント
- Wi2 300
- ホットスポット
今年はWiMAX 2の機器認証も行われる見通しとなっており、携帯電話のネットワーク網の代替サービスとしての注目はさらに挙がっていきそうですね。