Windows上で別のOSを起動することができる仮想化ソフトは数あれど、実用的な物と言えばSunのVirtualBox、MicrosoftのVirtual PC、そしてVMwareのVMware Workstationくらいではないでしょうか。
このうち、VirtualBox・Virtual PCについてはこのブログでも何回か取り上げてきましたが、VMware Workstationについて触れたのは2007年9月のiPod touch発売時に日本語版Windows上でiPod touchのロックを解除するために、Windows Server 2008 Beta3 英語版を入れたときだけ。
この時、VMwareを選択した理由は「ホストPCに接続されたUSBデバイスをゲストPCで利用できるため」だったのですが、最近のVMwareはMac版のFusionが発売されたり、よりホストOSとゲストOSの境界を薄くしたユニティモードを搭載するなど、日々進化を続けているようなので、このゴールデンウィークを利用して、再び評価版を入手、試してみることにしました。
そこで、冒頭のスクリーンショットに話を移しますが、このVMware Workstation 6.5、なんとDirect3D 9.0c相当の機能をゲストPCで利用できるのです。VirtualBoxやVirtual PC上にインストールしても利用できなかったSafari 4 betaのTop Sitesも完璧に表示してくれます。
VirtualBoxにも搭載されたシームレスモードこと、「ユニティモード」はVirtualBoxとは違い、ゲストOSのタスクバーが表示されない代わりに、ホストOSのタスクバーにゲストOSのアプリケーションが表示される仕掛けになっています。タスクバーが1つに集約されて、より「どのアプリケーションがどちらのOSで動いているか」意識しないように工夫されていますね。
3つあげたソフトのうち、唯一有償ソフトであるVMware Workstation。お金を払うに十分な機能が備わっていることが改めて分かりました。
- VMware Workstation 6 for Windows 日本語版 パッケージ
- VMWARE
- 29,731 円
- (価格情報は 2009/06/27 現在のものです)
- Amazon.co.jp で詳細を見る