iPhone 4Sの目玉機能の一つが音声アシスタント「Siri」です。現在のところ英語、フランス語、ドイツ語の3カ国語が対応しています。日本語には現時点では対応していませんが、アップル公式サイトによると、2012年には日本語にも対応となるようです。
In 2012, Siri will support additional languages, including Japanese, Chinese, Korean, Italian, and Spanish.
そんなSiriですが、中学生レベルの英語でもちゃんと会話をすることが出来ます。いくつか試してみました。
やぁスティーブ!
「こんにちは!」と挨拶を返してくれます。さらに、「ホームボタンを押さなくても私を呼び出せるよ。ディスプレイが点灯しているときに耳にiPhoneを当てて話しかけてごらん」とアドバイスまでしてくれます。次はちょっとかしこまってみました。
こんにちはスティーブ!
こちらも「やぁ」と挨拶を返してくれます。つい癖でスティーブなんて呼んでしまいましたが、名前を聞くのを忘れていました。
あなたはだれ?
「私はSiri。でも私のことについて話すのは好きじゃないんだ」との返事。Siriにはスティーブの魂が宿っているなんてユーモア記事もありましたが、これを聞くと本当にSiriはスティーブなのではないかと思ってしまいます。次はSiriにも気さくに話しかけてみます。
やぁ、Siri!
「やぁ」と短い返答。さっきの質問に怒ったのかと思い、ご機嫌を伺ってみます。
調子はどうだい?
「いいみたい」と返ってきました。それではいよいよSiriのアシスタント機能を試してみます。
東京の天気を教えて!
「これが今日から木曜日にかけての東京の天気予報さ。」とネットから結果を持ってきます。文語ではなく、「Weather Tokyo」と単語で区切っても大丈夫でした。
仙台の天気はどうだい?
「たぶん、傘がいると思う」と回答。まさしく翌日の天気は雨でした。最後にお礼を。
教えてくれてありがとう!
「いえいえ。どういたしまして」と会話になりました。
これまでの音声認識といえば、せいぜい言った単語で検索したり、結果ページが表示されたりするだけでしたが、Siriの場合は結果と一緒に返事も返してくれるので、まるで本当にiPhoneと会話をしているような気分になれます。
来年には日本語にも対応するとのことですが、果たしてその精度やいかに。しばらくは自分の英語のイントネーションチェックも兼ねて、Siriと楽しく英会話したいと思います。