ジャストシステムは7日、同社開発の日本語入力ソフト、ATOKの最新版ATOK 2011 for Windowsを発表しました。ニュースリリースも出ています。
発売日は2011/02/10。ATOK 2011 for Windows[プレミアム]はダウンロード版が10,500円、以前のATOKからのアップグレード「AAA優待版」のダウンロード販売は8,400円になっています。
ATOKの製品トップページで掲げている製品特徴は次の通り。
- 変換中の傾向をキャッチして自動でモードを変える「スマートモードチェンジ」機能
- 文書学習ツール「おまかせキーワードチャージャー」の搭載
- 複数台のパソコンで同じ環境のATOKを利用できる「ATOK Sync アドバンス」
- 改定された常用漢字に対応
今回は新機能と順当な機能強化を兼ね備えてきた印象です。ATOKに「人名優先」や「話し言葉関西」といった変換モードがあったことは知っていましたが、特に意識して切り替えを行ってきませんでした。Twitterで「話し言葉」を入力しつつ、Gmailで「文章を作成」することもままあり、わざわざモードを切り替えるのが面倒だったという理由もあります。
ATOK 2011ではそういったモードの切り替えを自動で行う「スマートモードチェンジ」機能が搭載され、言葉の傾向からATOKが自動的に最適なモードを提供してくれるようになりました。そのほか、つい先日改定された常用漢字にも対応するなど、基本的な機能の強化も行われています。
2011のキャッチコピーは「使うほどに“自分仕様ATOK”に成長する。」とのこと。「おまかせキーワードチャージャー」機能はウェブサイトやRSSを指定するとそのサイト内に頻繁に出てくる単語を省入力データとして自動登録してくれるというもの。新聞社のサイトを登録しておけば、最新の単語も一発変換できるということのようです。登録するサイトによって省入力データの内容が変わってくるあたりはまさに「自分仕様」といったところでしょうか。
MS-IMEに愛想を尽かしてATOKに乗り換えてからもうすぐ8年になります。最近ではことえりやAnthy、Google IMEなどさまざまな日本語入力システムを使う機会が増えてきましたが、やっぱり一番長く使っているATOKが使いやすいですね。来年もATOKを使うことになりそうです。
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