アップルは現地時間の7日、第3世代目となる「iPad」とiPhone/iPod touch/iPad向けOS「iOS 5.1」、そして新型「Apple TV」を発表しました。
第3世代iPad
2012年最初のアップル新型製品となった第3世代「iPad」。iPhoneの名前を踏襲してiPad 3になるかと思いきや、数値表記はとれました。
主な特徴は次の通り。
- 解像度がiPad 2の4倍、Retinaディスプレイを実装
- クアッドコアグラフィックス搭載のA5Xチップ搭載
- 背面カメラを5メガピクセルにアップグレード、動画撮影は1080pに対応
- LTE(4G)通信に対応、バッテリーの持時間はLTE使用時でも9時間、通常使用は10時間をキープ
搭載されたOSは最新バージョンとなるiOS 5.1です。発売日は2012年3月16日。モデルと価格は次の通り。
ラインアップ | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
---|---|---|---|
Wi-Fiモデル | 42,800円 | 50,800円 | 58,800円 |
Wi-Fi + 4Gモデル | 53,800円 | 61,800円 | 69,800円 |
Wi-Fi + 4Gモデルの国内取り扱いキャリアは(現在のところ)ソフトバンクモバイルのみとなっています。
iOS 5.1
2011年のうちにベータ版が開発者向けにリリースされていたiOS 5.1が正式に発表され、同日リリースされました。
主な新機能は次の通り。
- Siriで日本語をサポートします(初期のサービス開始時には、使用が制限されている場合があります。)
- フォトストリームから写真を削除できるようになりました
- iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、およびiPod touch(第4世代)のロック画面にカメラのショートカットが常時表示されるようになりました
- カメラの顔検出機能で検出されたすべての人がハイライトされるようになりました
- iPad用のカメラAppを再設計しました
- iTunes Match登録者用のGenius MixとGeniusプレイリスト
- iPadのテレビ番組と映画のオーディオがより大きく明瞭に聴こえるように最適化しました
- 再生速度の変更と30秒の巻き戻しが可能なiPad用のPodcastコントロール
- KDDI登録者向けのFaceTimeおよびiMessageのサポートを追加しました
- バッテリーの寿命に影響するバグを解決しました
- 発信側の音声が途切れることがある問題を修正しました
目玉となる新機能は「Siri」の日本語サポートと、au向けのFaceTime・iMessageサポートの追加でしょうか。Siriの日本語対応はサービス開始と同時には利用できず、数週間遅れでサポートされる見込みです。
Siriは3月8日から数週間以内に順次提供を開始します。あなたのiPhone 4SをiOS 5.1にアップグレードして、日本語版のSiriを有効にしてください。多くの方にはすぐにご利用いただけるようになりますが、少し時間がかかる場合もあります。Siriにすぐにアクセスできない場合には、あなたのiPhone 4SでSiriが利用できるようになり次第、自動的に通知をお届けします。
日本のアップル公式サイトにもSiriのページが登場しました。現在はベータ版扱いとなっています。
新型Apple TV
Apple TVもアップデートが行われました。
主な新機能は次の通り。
- 解像度が1080pに対応
- 内部チップがA4からA5にアップグレード
- UIの刷新
価格は8,800円。発売日は第3世代iPadと同じ、3月16日となっています。