2005年以来、実に6年ぶりに携帯電話を新調しました。AndroidやiPhoneなど、昨年あたりからスマートフォンが一気に躍進してきていますが、私が機種変更したのはいわゆるガラケーと呼ばれるdocomo STYLE seriesのN-02Cです。
今まで使っていたN902iには特段の不具合もなく、使おうと思えばあと5年くらいは普通に使うことが出来たのですが、あえて機種変更をした理由を挙げるならば次の3つくらいでしょうか。
- 当時の料金プランがいわゆる「ベーシックプラン」しかなく、長く使えば使うほど現在主流の「バリュープラン」よりもトータルコストが高くなること
- 2年間同一携帯を使うと無料でもらえる「電池パック」の生産が終了しており、これ以上バッテリーの寿命が短くなっても交換手段がないこと
- 今後数年以内に国内の携帯電話市場はスマートフォンにすべて置き換わると思っているので、最後のガラケーを持っておこうと思ったこと
このうち、衝撃的だったのがバリュープランとベーシックプランの差。上のグラフは基本使用料と携帯電話本体に払った金額の累計を表したものです。N902iは携帯電話本体の価格が安く、1年や2年で買い換える場合は全く問題が無かったのですが、5年を過ぎたあたりから「最新機種を年間+1万円強で入手できる」状態になり、10年を超えると「古い機種を持っていればいるほど損をする」状態になります。
N902iはおさいふケータイこそサポートしているものの、ワンセグやGPSには搭載しておらず、地震が来たときに配信されるエリアメールにも未対応となっていました。年間1万円=月800円ちょっとでこれらの機能をもった携帯電話に機種変更出来ていたことを考えると、今までずいぶん損をしていたのだなと思った次第です。
カラーはプラチナをチョイス。最近のスマートフォンはカラーが黒系がほとんどだったので、黒以外を検討していたところ昔使っていたN2102Vのシルバーを思い出し、それに近い色がいいなと思いこのカラーに落ち着きました。
数日使ってみた感想としては、OSのもっさり感もほとんど無く、文字入力が早くなった気がします。特に予測変換周りはN902iからだいぶパワーアップし、入力履歴を元にした変換だけでなく、辞書からの予測変換もサポートしてくれるようになりました。変換精度もだいぶ向上している気がします。
また、「アクセスポイントモード」という機能のおかげで、iPod touchを出先でも利用できるようになり、iPhoneさながらの環境を手にすることも出来るようになりました。これについては後日新たにエントリーにする予定です。
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