日本通信は19日、ドコモの3G回線に同時に5台まで接続できるモバイルルータを発表しました。ニュースリリースも出ています。正式名称は「b-mobile WiFi」となっています。
b-mobile WiFiはSIMロックフリーである点が最大の特徴となっています。日本通信が発売しているb-mobileSIMと組み合わせることにより、ドコモの3Gネットワークをパケット定額サービスよりも低価格で利用することが可能です。バッファローのモバイルルータと比較すると、具体的には…
利用端末 | 本体価格 | 通信速度[1] | 年間費用 |
---|---|---|---|
b-mobile WiFi | 19,800円 | 上り/下り ともに300kbps |
49,600円 |
b-mobileSIM | 29,800円/12ヶ月 | ||
利用端末/プラン名 | 利用料金(上限額) | 通信速度[2] | 年間費用 |
Portable Wi-Fi | –[3] | 上り 7.2Mbps / 下り 5.7Mbps |
本体価格 + 71,820円 |
定額データプラン スタンダード バリュー |
5,985円/1ヶ月[4] |
これだけを見ると、通信速度を抑えてもかまわない場合は日本通信の「b-mobile WiFi」と「b-mobileSIM」の方が圧倒的に安いことがわかります。製品のスペックを見ると、同時接続台数はb-mobile WiFiが5台、Portable Wi-Fiが6台。バッテリー連続動作時間はb-mobile WiFiが4時間、Portable Wi-Fiが6時間という違いがあります。良くも悪くも日本通信の方が省スペックと言えそうです。
バッファローのプレスリリースと異なり、日本通信のそれは「iPadユーザ必携のどこでもつながるモバイルWiFiルータ」という明確なキャッチコピーがついています。これは「Wi-Fi版iPadをドコモネットワークで使おう」と言っているようなものです。
3G回線の提供を断念してから1週間。思わぬ形でドコモネットワークを利用する選択肢がいくつか浮上してきましたね。バッファローはこの製品に対してどういう点をPRしてくるか、25日の新製品発表会が楽しみになってきました。
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