マイクロソフトは16日、次期Internet Explorer 9のプラットフォームプレビュー版を公開しました。ニュースリリースも出ています。現在はフィッシング対策機能やアドレスバーなど、多くの機能が実装されておらず、開発者の利用を推奨しています。
IE9では新しいJavaScriptエンジン「Chakra」を搭載しており、これはベンチマークでIE8の6.4倍速いという結果をたたき出しています。ただ、これはFirefox 3.6/3.7のプレビュー版より早いのみで、OperaやSafari、Google Chromeにはまだまだ及んでいません。
また、HTML 5のGPUによるハードウェアアクセラレーションに対応したほか、マルチコアにも最適化をはかっており、開発が進めばスペックが高いマシンほど、高速にページを表示できることになります。
今後はベータ版のリリースまで、8週間おきにアップデートを行うことも約束されています。ダウンロードはInternet Explorer 9: Platform Demosから。対応OSはWindows 7/Vista SP2で、Vista SP2ではInternet Explorer 8とDirect X 2Dがインストールされている必要があります。