メモリ6GBを効率よく使う手段として、次に考えたのはWebサーバーの立ち上げ。
2007年の3月に自宅サーバーを稼働させ、わずか1ヶ月で失敗に終わった苦い経験を踏まえ、今回はデータ復旧が容易な仮想PC上にサーバーを設置してみました。
今回サーバー用としてチョイスしたOSは今最も注目を集めているLinuxディストリビューション、Ubuntuのデスクトップ版8.10。サーバー版でも良かったのですが、どうせならUbuntu自体の勉強も兼ねて、フルバージョン(?)的位置づけのデスクトップ版を選びました。
Ubuntu 8.10をVirtual PC 2007にインストールする方法はISOイメージファイルを読み込ませるだけ。
そのままインストールしようとすると、途中で画面がハングするので、セーフグラフィックスモードでインストールを選択。あとは画面に従ってインストールするだけ(うちの環境では時刻が12時間以上ずれていました)。
マウスホイールが効かない問題はインストール完了後、Terminalで以下のコマンドを入力するだけで解決。
sudo rmmod psmouse
sudo modprobe psmouse proto=imps
他に、画面解像度が変更できない、サウンドデバイスを見失うなどの諸問題が発生していますが、今回はサーバーとして起動させることを最優先しています。
次に、システムメニューのシステム管理→Synaptic パッケージマネージャを呼び出し、HTTPサーバーである「Apache 2」をインストール。
インストール完了後、ホストPC(Windows Vista)からゲストPC(Ubuntu)のIPアドレスを叩いてみると…
あっさり表示されました!あんまりに簡単なので拍子抜け。
これからWordPressを導入するためにMySQLやPHPなども入れてみます。2年前に救出したデータベースは残っているので、意外と早く構築できそう。
失敗しても簡単にやり直せるあたりは、仮想PCならではですね。
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