動画投稿サイト大手のYouTubeが7月15日前後から「Internet Explorer 6」のサポートを終了するとのアナウンスをサイトトップに表示するようになっています。
アナウンスでは乗り換え先のブラウザとして、Firefox、Google Chrome、Internet Explorer 8の配布サイトへのバナーが貼られています[1]。
YouTubeのヘルプを見ると、現在のシステム要件は以下のようになっています。
YouTube サイトで動画を見るには、次のシステム要件を満たしている必要があります。
- Macromedia Flash Player 7.0 以降のプラグイン
- 最新アップデートがインストールされた Windows 2000 以降のシステム
- Mac OS X 10.3 以降
- Firefox 1.1 以降、Internet Explorer 5.0 以降、Safari 1.0 以降
- 500 Kbps 以上のブロードバンド接続
IE6のサポートが終了すると言うことは、必然的にIE 5.0/5.5のサポートも打ち切られることになりそうです。参考までにIE5.5以降のブラウザで見た場合のYouTubeのトップページをスクリーンショットで比較してみます。
IE5.5の場合。横幅1024ピクセルのモニタで見た場合、わかりにくいですがセンタリングが行われておらず、左寄せになっています。アップグレードを促すアナウンスも表示されています。
IE6の場合。サポートされている現段階では正常に表示されています。アップグレードを促すアナウンスも表示されています。
IE7の場合。IE6のサポート終了後は、最低サポートバージョンがこのIE7になります。当然アナウンスは表示されません。
IE8の場合。YouTube自らアップグレードを推奨するブラウザということもあって、表示は全く問題なし。アナウンスも表示されません。
現時点でIE 5をサポートしていることに驚きましたが、大手サイトがこうしてモダンブラウザへのアップグレードを促してくれることは、CSSハックなどを使用して無理矢理デザインを整えているWeb制作者サイドからすると、喜ぶべきアナウンスと言えそうです。
- このバナーの並び順はどうやらランダムらしく、恣意的にIEが一番最後に来るようになっているわけではないようです [back]