PC環境をiMacに移行し続けて2週間。VMwareの構築もほぼ完了し、あとはAdobe周りの移行だけとなったところで、ちょっとした問題にぶち当たりました。
それが、ユニティーモードにするとWindows 7のタスクバーが常に最前面になってしまうこと。OS X側のアプリケーションをしのぐ自己主張っぷりです。
Windows Vistaまでのタスクバーのプロパティには「タスクバーをほかのウィンドウの手前に表示する」というチェックボックスがあり、これを外すことで最前面表示を解除することが出来たのですが、Windows 7ではこの設定項目自体が無くなっています。おそらく、タスクバーの描画領域に別のプログラム(タスクバーそっくりのWebページなど)を表示できないよう、セキュリティを意識してのことなのでしょう。
理由はわかりますが、Mac上で動かすとなると話は別。常に画面端数十ピクセルを占有されると閉じるボタンが押せないなどの弊害が出てしまいます。何とか出来ないかと調べていたところ、フリーソフトで実現することが出来ました。
それがWindows 7 Forumsで配布されている「DisableTaskbarOnTop」というアプリ。64bit/32bit版のWindows 7に対応しており、64bit日本語版で動作を確認しました。
ダウンロード後、タスクバーを自動的に隠す設定にして解凍したZIPフォルダ内にあるDisableTaskbarOnTop64.exeを実行するだけ。32bit版のWindows 7をお使いの方はDisableTaskbarOnTop32.exeを起動すればOKです。最前面表示に戻したい場合はタスクマネージャからこのアプリを終了すればもとの挙動に戻ります。
レジストリなども使用しておらず、設定ダイアログなどもないシンプルなアプリケーションですので、スタートアップに入れておけばWindows起動時から最前面表示を解除することができます。
これでMacのアプリケーションよりも前に出てくることはなくなりました。ユニティモード上のWindows 7に関わらず、通常のWindows 7でも使用できますので「常に最前面だと困る」という方は是非このアプリケーションを入れてみてください。
私は気にしていませんが、このアプリを入れることによって現れる副作用が2つあります。これが気になる方は導入を見送った方が良さそうです。
- 「デスクトップの表示」ボタン(タスクトレイの横にある長方形のボタン)を押すとタスクバーも消える
- Win+Dキーを押しても同現象が起こります。消えてしまった場合はWindowsキーなどを押すことで復活させることが可能です。
- タスクバーを上に表示しており、かつアイコンが近くにあった場合、そのアイコンと表示が重なる
- これはタスクバーを自動的に隠す設定にしている場合の規定挙動なので、一番上にアイコンを置かないようにして対処する必要があります。
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