最近、動作が重くなってきたWindowsマシンをクリーンインストールした際に起こった問題。それが「TVTestが起動時・チャンネル変更時に1分程度フリーズする」現象です。その解決方法を見つけたのでエントリー。
その現象が起きる条件は「起動した直後やチャンネルを変えた直後」におこります。画面はフリーズするものの、音声は流れ続けています。1分くらい放置するとフリーズが解け、映像が流れてきます。
原因を特定していったところ、最終的に「NVIDIAのドライバ」と「PowerDVDのデコーダー」と突き止めることが出来ました。
NVIDIAのドライバは最新版=安定とは限らない
よく「ドライバは安定したものを見つけたらバージョンアップするな」と言われますが、グラフィックボードのドライバはまさにそれが当てはまると実感しました。クリーンインストールした際、無意識に最新版のドライバを当ててしまいましたが、今回はこれが裏目に出たようです。
現在リリースされている最新のドライババージョンは「301.xx」ですが、これが私のグラフィックボードには合わなかったようで、TVTestはもちろんのこと、マルチディスプレイ環境を構築するとAeroが切れてしまっていました。
順番にダウングレードをしたところ、安定したのは2011年リリースの「266.58」でした。結局はグラフィックボードが発売された当時のドライバが、一番安定していたことになります。
PowerDVDの「CyberLink Video/SP Decoder」もバージョンによって動作が重くなる
これでもだいぶ状況は改善しましたが、決定的だったのがPowerDVDに付属の「CyberLink Video/SP Decoder」でした。数あるデコーダーの中でも画質がいいと評判のPowerDVDのデコーダーですが、これにもバージョンによって相性があるようです。
私のパソコンに導入したのは、後ろに(PDVD10)と付いているデコーダーと、何も付いていない無印のデコーダーの2種類。
このうち、(PDVD10)の方を使っていたのがフリーズの原因でした。無印のデコーダーに変更したところ、起動時・チャンネル変更時に起きていたフリーズが無事に解消されました。
ふとしたことから、TVTestがフリーズするようになった方は、上記2点を疑ってみてください。
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