2010年3月より民放ラジオ13社がインターネットでのサイマル放送を開始でお伝えしたとおり、2010年3月15日よりradiko.jpにて民放ラジオ13社によるラジオのインターネット配信が始まりました。
先のエントリーで書いていた気になるビットレートなどの情報ですが、現在の所、次のことが分かっています。
- CD並みの音質を謳う「地上デジタルラジオ」に比べて、音質(配信ビットレート)はどれくらいになるのか
- コーデックは着うたフルなどで利用されている「HE-AAC」、ビットレートは「48kbps」
- DRMはかかるのか
- DRMはなし。配信にはRTMPプロトコルを利用
- 現在、「地上デジタルラジオ」と「地上アナログラジオ」でサイマル放送を行っている「TBSラジオデジタル」や「文化放送プラス」、「ニッポン放送DIGITAL」はネットラジオ解禁後もこのサイマル放送を維持するのか
- 不明。プレスリリースが出ていないことから、2011年夏まで継続するものと予想
私は携帯で着うたフルをダウンロードしたことがないので、HE-AACに触れる機会は無かったのですが、48kbpsでも十分聞くに堪える音質ですね。CD音質をうたう「地上デジタルラジオ」には及びませんが、トーク中心の番組ならFM/AMラジオで聞くよりもノイズが少ないのではないでしょうか。
現在は試験運用ということで、少々遅延が大きかったり、繋がりにくい時間帯もありますが、無料でこの音質の良さには驚かされました。正式運用も今の配信形式のまま、より多くの地域に届けられることを望みます。