任天堂は日本時間の6日、E3 2012のプレゼンテーションにおいてWii Uの詳細スペックを発表しました。ニュースリリースも出ています。
今回公表されたスペックは次の通り。
Wii U 本体
項目 | 仕様 |
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サイズ | 高さ約46mm×幅約172mm×奥行き268.5mm(突起部含まず) |
質量 | 約1.5kg |
CPU | IBM社製 IBM Powerを基にしたマルチコアプロセッサー |
GPU | AMD社製 AMD Radeonを基にした高精細度GPU |
ドライブ (対応メディア) | Wii U用光ディスクおよびWii用光ディスクをプレイ可能なスロットローディング方式のドライブ |
コントローラー | Wii U GamePad Wiiリモコン(もしくはWiiリモコンプラス) と Wii U PROコントローラーを合計最大4台まで同時接続可能。ヌンチャクやバランスWiiボードなどのあらゆるWii用コントローラーに対応。 |
ストレージ | 内蔵フラッシュメモリーに加え、SDメモリーカードや外付けUSBストレージを利用することが可能。 |
映像出力 | 1080p、1080i、720p、480p、480i HDMIケーブル、Wii専用D端子AVケーブル、Wii専用コンポーネントAVケーブル、Wii専用RGBケーブル、Wii専用S端子ケーブル、Wii専用AVケーブルに対応。 |
音声出力 | HDMI端子からのPCMリニア6CH出力およびAVマルチ出力端子からのアナログ出力 |
通信機能 | 無線LAN (IEEE802.11b/g/n 準拠) または Wii専用LANアダプタ (オプション) によるインターネット接続が可能。 |
USB端子 | USB 2.0端子×4 (前面2、背面2) |
Wii互換 | Wiiのソフト (一部除く)、周辺機器 (一部除く) が利用可能。 |
そして、E3 2012プレゼン前日に名前が明らかになった「Wii U GamePad」の詳細スペックは次の通り。
Wii U GamePad
項目 | 仕様 |
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サイズ | 縦約133.4mm×横約255.4mm×厚さ約41mm (突起部含まず) |
質量 | 約500g |
画面 | 6.2インチ液晶 (画面縦横比:16:9) タッチスクリーン |
入力 (操作系) | タッチスクリーン、L・Rスティック、L・Rスティックボタン、十字ボタン、A・B・X・Yボタン、L・Rボタン、ZL・ZRボタン、+/STARTボタン、-/SELECTボタンを備える。また、加速度計、ジャイロセンサー、地磁気センサーの利用によるモーションコントロールを提供する。 |
その他入力 | 電源ボタン、HOMEボタン、シンクロボタン、ボリューム(Wii U GamePadの音量調整)、TVコントロールボタン |
その他の機能 | 振動機能、内側カメラ、マイク、センサーバー 非接触の近距離無線通信によって電子的にデータが読み書きできるNFC機能 |
サウンド | ステレオ |
タッチペン | Wii U GamePad タッチペン |
音声出力 | HDMI端子からのPCMリニア6CH出力およびAVマルチ出力端子からのアナログ出力 |
バッテリー持続時間 | 約3時間~5時間 ※画面の明るさによってバッテリー持続時間が変わります。 ※バッテリー持続時間は目安です。使用状況によって短くなることがあります。 ※Wii U GamePad ACアダプターを接続することで、充電しながら遊ぶことができます。 |
充電時間 | 約2時間30分 |
個人的に気になっていた「Wii U GamePad」の重量ですが、約500gと明らかになりました。最近のガジェットでいうと・・・。
- 第3世代iPad Wi-Fiモデル (652g) より 152g 軽い
- REGZA Tablet AT500/26F (590g) より 90g 軽い
- GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D (565g) より 65g 軽い
- ニンテンドーDSi LL (314g) より 186g 重い
- PlayStation Vita Wi-Fi + 3Gモデル (279g) より 221g 重い
- ニンテンドー3DS (235g) より 265g 重い
と、最近のタブレットデバイスよりは軽く、携帯ゲーム機よりは重いコントローラーになっています。
そして、このコントローラーについて、プレスリリースには出ていない情報が、岩田社長のツイートより明らかになりました。
[岩田]Wii U GamePadは1台までサポートされます。2台接続の場合、フレームレートが半分の30フレーム/秒になります。発売時は1台接続のソフトから展開します。#IWata_E3
文章の前半と後半がやや矛盾しているように感じますが、後半を信じるとするならば、Wii U GamePadは1台のWii Uに2台まで接続できるということになります。2台接続の場合フレームレートが半分になると言うことは、1台接続の場合は毎秒60フレームの描画性能・転送速度を持っていることになります。
まったく新しいコントローラーなだけにサードパーティがどこまで活用してくるかが楽しみです。今回は発表されなかった本体同時発売のタイトルにも注目ですね。