WordPress 5.0より、デフォルトエディタに設定された「Gutenberg (グーテンベルク)」。賛否両論はあれど、新しいエディタとして普及が進みつつあります。
従来のクラシックエディタを好んでいる方も居ますが、私はGutenberg派です。
HTMLを意識しなくて良い
これは初心者向け、と思われるかもしれませんが、ブログと言えばHTMLタグが分かっている人が使うもの、という時代はすでに過ぎたと思います。
ブログを書くときにPタグだとか、BRタグだとかを手打ちする人も少なくなってきていると思います。MarkDown記法を利用しているならまだしも、ブログを更新するのにHTMLタグエディタでごりごりコードを書く人は少数派になりつつあるのではないでしょうか。
リッチな見た目よりも、中身が大事
これは私にも言えることですが、記事の見た目を良くすることに注力した結果、内容がおざなりになってしまっては元も子もないです。
ブログのデザインも、3カラムやリキッドレイアウトを使ってきましたが、今は2カラムのレスポンシブデザインに落ち着いています。また、文字サイズと余白も大きく取るようになり、文章を読むことに特化したデザインに変更しています。
実は、昔ほどSEO対策もあまり意識していません。Googleの検索順位を上にする方法はいくつもありますが、私は中身で勝負したいので、最低限の設定のみするようにしています。
MarsEditも使わなくなった
一時期、というか今でも根強い人気があるのがmacOS用ブログエディタ「MarsEdit」です。私もとても便利で、ブログを更新する最強のツールは他にないと思っています。
では、どうして使わなくなったのか。理由は1台のMacで書くことを辞めたからです。
今、この文章を打っている場所は駅のプラットフォームの待合室です。iPad miniを持ちながらせっせと下書きをしています。
そして、ここは自宅の書斎です。待合室で書いた文章をiMac Proを使って段落ごとに分け、見出しを追加しています。
Gutenbergにはキーボードショートカットがあり、マウスにほとんど触れずに文章に装飾を加えていくことができます。
そして、パブリッシュ(記事を公開)は、寝る前に最終校正をしたiPhoneから。3ヶ所で記事を執筆・校正・公開しましたが、それを読者が意識することはまったくないと思います。
MarsEditはすばらしいソフトです。Dropboxなどと併用すれば、下書きを含めた記事や設定を他のMacと同期することも可能です。でも、それはmacOSだけ。iOS上でMarsEditを使うことはできません。ブログはパソコンの前で更新する、という従来のスタイルを維持できなくなった私が、たどり着いた結論が「脱MarsEdit」でした。
なぜGutenbergを使うべきなのか
オープンソースプロジェクトとして、WordPress がイノベーションを続けることは大事だと考えています。また、コア体験をすべてのユーザーにとって直感的で楽しいものにするために努力を続けることもです。コミュニティプロジェクトとして、Gutenberg にはそれらを実現できる可能性があり、このゴールを皆さんと一緒に追うことにワクワクしています。
日本語 « Gutenberg についてのよくある質問 — WordPress
公式には以上のように触れられています。『コア体験をすべてのユーザーにとって直感的で楽しいものにする』ことが私はできていると感じています。数年後にこの記事を読み返したときに「ああ、楽しんで書いているな」と思えるよう、今後もGutenbergを活用していきたいと思います。
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