カシオが2010年11月に発売した最新モデルのデジタルカメラ「EXILIM EX-H20G」をお借りしましたのでレビューをお届けします。カシオのデジタルカメラを使用するのは初めてになります。まずは開封・外観レビューから。
パッケージはこんな感じ。パッケージ裏面には機能の一部が表記されています。EX-H20Gの主なスペックは次の通り。
- 有効画素数
1410万 - 光学ズーム
10.0倍 - ワイド
24mm - 液晶モニター
3.0型 - 最高感度
ISO3200
これに加えて、ハイブリッドGPSを搭載しており撮影した場所や方角を画像情報に付加してくれます。
EX-H20G以外の同梱物は次の通り。
- リチウムイオン充電池NP-90
- 充電器BC-90L
- 電源コード
- ストラップ
- USBケーブル
- A/Vケーブル
- CD-ROM(画像ビュアーソフトなど)
- 使用説明書、保証書一式
一昔前のデジカメならば、カメラの購入と一緒に記録メディアも買う必要がありましたが、EX-H20Gには約14.5MBの内蔵メモリーが搭載されており、ちょっとした試し撮りならば、記録メディアが無くても可能です。
ただ、14.5MBという容量は大変少ないですので、最高画質[1]にすると1枚、最低画質[2]でも50枚しか記録できません。動画に至ってはVGAサイズで32秒、HDサイズで11秒足らずと、最低限の容量しかありません。是非、別途SDカードを用意することをおすすめします。
対応しているメディアは次の通り。
- SDメモリーカード
- SDHCメモリーカード
- SDXCメモリーカード
どのカードも容量に上限はありません。今回は東芝製 Class4のSDカード(2GB)を使用しました。
外観はこんな感じ。EXILIMロゴの横は一回り高くなっており、そこを包み込むように持つと片手でがっしり持つことができるようになっています。
上部についているのが「Hybrid-GPS」。通常のGPSに加え、GPS衛生電波の届かないところでも位置情報を取得できる機能となっています。EX-H20Gの最大の特徴がこのHybrid-GPSと言っても過言ではありません。
ファインダー側から見た図。といってもEX-H20G[3]にはファインダーがありません。裏面は3.0型TFTカラー液晶モニターが左側に、右側にボタン類がまとまっています。
横には入出力端子がまとまっています。上がUSBとA/V出力を兼ねたminiUSB端子、そして下がHDMI Mini Connectorとなっています。残念ながらHDMIケーブルは付属してきませんでしたので、こちらは試すことが出来ません。
底面にはバッテリー挿入部とメモリーカードスロットがあります。バッテリーはつまみで固定されているのでフタが開いていても落ちてくることはありません。
さらにフタ部分はスイッチ式のロック機構が備わっており、ちょっとやそっとの衝撃では開かないようになっています。OPEN側にスライドするとバネの力で勝手にフタが開かれる点もGOOD。
あれ?と思ったのが充電器。これまでキャノンと富士フイルムのデジカメを使用した経験がありますが、どちらも充電器を直接コンセントに接続するタイプでした。ACケーブルが付属してくるメーカーもあるんですね。
個人的にデジカメを持って出掛ける際には付属品は少なければ少ないほど良いと思っているので、ACケーブルを別途接続するのではなく充電器を直接接続できるタイプの方が良い気がします。
開封・外観レビューは以上になります。重さも216gとややずっしりしていますが、サイズ自体はそれほど大きいとは思いません。GPSが内蔵されている分、やや重くなったのかな?という程度。目玉のGPS機能の実力がどんなものか、さまざまなところで撮影を試してみたいと思います。