東芝、アニメーションに特化した超解像技術「レゾリューションプラス3」を採用した新REGZA Zシリーズを発表

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REGZA Z9000シリーズ

東芝は16日、USBハードディスクへの録画対応モデルを拡充した新「REGZA」25機種を発表しました。ニュースリリースも出ています。
新しいREGZAは「ZX9000」、「Z9000」、「H9000」、「R9000」、「A9000」の5シリーズラインアップとなっており、「A9000」シリーズを除く21機種がUSBハードディスクへの録画に対応しています。

先月末にREGZA 47Z8000を購入した身としては気になるのはもちろん後継の「Z9000」シリーズ。気になる点をいくつかピックアップしてみます。

超解像技術採用「レゾリューションプラス3」

レゾリューションプラス3の搭載は予想してきたことですが、そのベクトルの向きは完全に予想外。Z8000シリーズに搭載されてきた高画質アプコン機能こと「レゾリューションプラス2」をさらにバージョンアップした「レゾリューションプラス3」を「ZX9000」「Z9000」モデルに搭載してきました。

予想外だったのはバージョンアップ内容が「アニメーション映像に最適な超解像処理の追加」だったこと。元々47Z8000はPC内に溜まったテレビ番組の消化をすべく、再生機としての価値を買って購入しました。現在ではその大半をアニメ視聴に利用しています。

地デジ版しゅごキャラ!

フルHDではない映像ソースを美しくアプコンしてくれる「レゾリューションプラス2」で十分満足していたのですが、何でも3では『番組のジャンル情報や映像のヒストグラム解析を行うことによりアニメーション映像を高精度に検出し、アニメーション映像に最適な超解像処理を行うことで、輪郭部周辺のノイズを抑え精細な映像を映し出す』とのこと。
これだけを理由に買い換えることは当然しませんが、2との違いは是非この目で確かめてみたいところです[1]。東芝は力の入れる方向が良い意味で間違ってますね。

おまかせドンピシャ高画質3

こちらもZ8000シリーズで搭載された「おまかせドンピシャ高画質2」をバージョンアップ。今回は色温度センサーを内蔵し、より細かく視聴している部屋の環境を読み取り、適切な画質にチューンアップしてくれます。

ゲームダイレクト機能

外部入力信号の映像処理による信号遅延時間がZ8000シリーズでは50msecでしたが、Z9000シリーズではこれを18msecに大幅短縮。これにより、アクションゲームやリズムゲームなど、タイミングがシビアなゲームでもレスポンスよくプレイすることが出来るようになりました。

ゲームモード専用の画面モードを拡充

Z8000シリーズでは「ゲームフル」「ゲームノーマル」の2種類だったゲーム専用の画面モードを「ゲームフル」「ゲームノーマル」「ポータブルズーム1」「ポータブルズーム2」「レトロゲームファイン」「Dot by Dot」の6種類から選択可能に。
特にDot by DotはPCモード専用だった従来の機種からゲームモードでも利用になったことで、ファミコンなどのドットが荒いゲームでもドットをぼかすことなく、忠実に元映像を再現できるようになりました。これはレトロゲームファンにとってうれしい機能ですね。

そのほか、地デジチューナーを3つにし「1つの番組を見ながら、残り2つは録画する」といった機能や、リモコンもBS選局ボタンを廃止した「レグザリモコンII」を採用するなど、細かいところでバージョンアップが行われています。
レゾリューションプラスの方向性と、ゲームモードの特化はちょっと惹かれましたが、DTCP-IP/DLNAまわりは従来通りであることを考えると、まだまだZ8000は現役でいけそうですね。

  1. とはいえ、店頭でアニメをサンプルソースに流すお店はないと思いますが [back]
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