カシオが2010年11月に発売した最新モデルのデジタルカメラ「EXILIM EX-H20G」をお借りしましたのでレビューをお届けします。今回は目玉機能である「ハイブリッドGPS」についてレビューしてみます。
上部についているのが「ハイブリッドGPS」。通常のGPSに加え、GPS衛生電波の届かないところでも内蔵のモーションセンサーによって位置情報を取得できる機能となっています。EX-H20Gの最大の特徴とも言えるこの機能ですが…。
デフォルト設定ではオフになっています。メニュー→設定→GPSからGPSをオンにすると…
10秒程度で現在位置が表示されます。GPS内蔵ケータイだと衛星の捕捉に20秒程度かかっていたので、この速さには驚きました。しかもこの画面を撮影しているのは屋内です。携帯だと屋内の場所によっては現在位置を取得できないこともあったので、思った以上に高性能のGPSセンサーが内蔵されているようです。
また簡易の地図も収録されています。自分が撮影した画像を地図上に表示できる「ユーザー画像モード」とあらかじめ有名な観光スポットが収録されている「撮影スポットモード」の2種類があります。
撮影スポットモードにはあらかじめ約1万件の景勝地画像が収録されており、旅行の下準備としての利用も可能となっています。残念ながら仙台市内には撮影スポットがひとつもありませんでした。一応東北三大祭りのひとつ「仙台七夕」があったりするんですけどねぇ…。
ちなみにこのGPS機能ですが、オンにすると電源が切れていても断続的にGPS衛星を捕捉し続けるのでバッテリーの消費が激しくなります。長距離移動する場合や、しばらく使わない場合はオフにしておくのが無難です。
「カメラにGPS」というのは正直おまけ機能程度だと思っていたのですが、こうして地図が内蔵されていたり、おすすめのスポットをカメラの方から提示してくるというのはおもしろいと感じました。撮影した場所が地図に表示されるだけでは物足りない!という人にはEX-20Gがうってつけですね。