Windowsで良く耳にする、「スタンバイ」や「休止状態」。他には「S1~S4」や「サスペンド」、「ハイバネーション」など、様々な呼び方があり、BIOSの設定値を変える際にちょっとした混乱状態に陥ったので、メモも兼ねて改めて整理しておきたいと思います。
用語の説明
- ACPI規格
- ACPIが定めたスリープステート区分
- Windows用語
- Windows内で使われている呼び方
- 内容
- システムの状態
- 別名など
- デファクトスタンダード(Windows以外のOS)での呼び方
ACPI規格 | Windows用語 | 内容 | 別名など |
---|---|---|---|
S0 | – | 電源がONの状態 | – |
S1 | スタンバイ | S0より低消費電力状態 | サスペンド スリープ |
S2 | CPUへの給電をOFF | ||
S3 | データをRAM(メモリ)上に待避 | ||
S4 | 休止状態 | データをHDD上に待避 | ハイバネーション |
S5 | シャットダウン | 電源がOFFの状態 | シャットダウン |
実際にはマザーボードによって微妙に解釈が異なるようです。特に「スタンバイ」はスリープステートだとさらに3つに細分化され、S1~S3のうち、どれか1つがデフォルト設定になっています。
うちのマザーボード(GIGABYTE GA-EX58-UD4)の場合、BIOSにはS1とS3しかなく、S3がデフォルト設定でした。
スリープステートの数値が増えれば増えるほど、消費電力は少なくなる分、OSの起動には時間が掛かると思って良さそうです。
スタンバイがS1になっている場合、S0と消費電力の差はほとんどないそうです。コンピュータを使わないときにはS3以降にしておくべきでしょう。