iPod touchをポチっとな、した理由

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自分は2003年5月に発売された第3世代iPod 15GB(M8946J/A)を使い続けています。過去4回修理や、バッテリー交換をしました。それでも現行のiPodに乗り換えなかった最大の理由は『なぞって操作できない』ことにありました。

iPod 15GBモデル(M8946J/A)は当時47,800円で発売され、初のMac/Windows両対応モデルでした。もちろん、Windows対応MP3プレーヤーということで購入したのですが、一番惹かれたのは「すべてのボタンにタッチセンサーを採用したこと」でした。つまり、指先が汚れていてもとにかく何かで触れれば操作できました。これはiPhoneやiPod touchで使われるマルチタッチセンサーの一本指版とも言える画期的なものでした。

ところがこの後出たiPod miniや4G iPod、nanoまでがクリックホイールを採用し、中央の丸部分が「ボタン」になってしまいました。外観はかっこいいのですが、決定するのにボタンを押すという動作が増え、操作性は何となく後退した感じがしていました。

そんな中、今年になって米国でiPhoneが発表されたときハッと来たものがありました。そうです、再びなぞって操作する端末がアップルが登場しました。しかも今度は2本指で。

これを見たとき、電話機能はいらないからこれがiPodとして出たらいいな、と思っていました。そうして出たのが今日発表されたiPod touch。

もともとiTunesライブラリは120GB近くありますが、iPodに入れてるのはそのうちの9GBだけ。全部つっこんだって1度も聞かないまま半年が過ぎる曲だってたくさんあります。つまるところ、ライブラリをまるごと持ち歩く意味を感じていません。たとえビデオ対応になったって、フォト機能がついたってメインは音楽。自分には16GBで十分でしたとさ。

3G iPod発売から4年たった今、また自分にしっくり来る「なぞりインターフェイス」に戻ってくれて満足。iPod classicが160GBと比べてしまうとなんだか損した気分になるかもしれませんが(アップルはそう思わせてclassicも買わせる戦略なのかもしれませんけど)、この操作性で3G iPodの1,000円高(しかも容量は1GB多い)なのだから、と考えると納得できました。

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