ソニー・コンピュータエンタテインメントは24日、2008年10月に発売した携帯型ゲーム機「PSP-3000」を16,800円に値下げし、10月1日より発売すると発表しました。プレスリリース(リンク先PDF注意)も出ています。
PSPと言えば、今年の11月に発売が予定されているUMDスロット無しのPSP go(PSP-N1000)が記憶に新しいですが、今回の発表は「10月1日に値下げ」という点からして、Wiiの値下げを発表している任天堂に対抗してきたものと思われます。
SCEと任天堂はそれぞれ据え置きゲーム(PS3とWii)、携帯型ゲーム(PSPとDSi)のシェアを巡り、現在も競争が行われていますが、今日発表された情報を元に、改めて価格を整理してみると次のようになります。
据え置きゲームハード
ハード名 | PlayStation 3 | Wii | 差額 |
---|---|---|---|
価格改定前 | 39,980 円[1] | 25,000 円 | Wiiの方が 14,980 円 安い |
新価格 | 29,980 円[2] | 20,000 円 | Wiiの方が 9,980 円 安い |
値下げ時期 | 2009/09/03 | 2009/10/01 | PS3とWiiの差は 5,000 円 縮まる |
携帯型ゲームハード
ハード名 | PSP-3000 | Nintendo DSi | 差額 |
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価格改定前 | 19,800 円 | 18,900 円 | DSiの方が 900 円 安い |
新価格 | 16,800 円 | (値下げ発表無し) | PSPの方が 2,100 円 安い |
値下げ時期 | 2009/10/01 | PSPが 3,000 円 の値下げによりDSiより安く |
この表を見れば分かるとおり、10月1日に任天堂は据え置きハードを、SCEは携帯型ハードを値下げします。そして、第5世代ハードとしては初めてPSPがDSを下回る価格になることになります。
DSiはDSのより高級版という位置づけですし、PSPにはPSP goという高級版ハードがあるため、これらを単純比較することはできませんが、それでも「DSiより安くPSPが手に入る」というのは大きなインパクトではないでしょうか。
年末商戦に向けて、マイクロソフトもXbox 360 エリートを新型PS3と同じ29,800円に値下げしていますし、今後もさらに各社の競争が激化していくものと思われます。