地上デジタルラジオ視聴環境を構築してから、流れているラジオをステレオミキサー経由で録音、LAMEでMP3にリアルタイムエンコードするようにしています。
ところがリアルタイムでラジオを聞いているときと、録音後にできたMP3ファイルを聞き比べてみると、どうも高音域がシャリシャリして割れているような感じがしています。
画像はできたMP3ファイルのプロパティをiTunesから見た図。LAMEはRareWaresで配布されているLAME 3.98.2を利用しています。ビットレートはCBR 320kbpsとCBRの中では最高設定。コマンドラインオプションは次の通り。
lame.exe -b 320 --resample 44100 --add-id3v2 --tt "10-02-09 第747回" --ta "TBS RADIO DIGITAL 3203(203)ch" --tl "JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力" --ty "2010"
「–add-id3v2」以降はMP3のタグ関連なので、ほとんど無視していいと思います。すると原因として考えられるのはサンプリングレートの44100の部分か、LAMEのバージョン3.98.2のどちらか。
ラジオチューナーのマニュアルを見ると製品仕様のところにサンプリングレートは48kHzとの記述が。これがどのデジタルラジオの局にも言えるならば「resample 44100」はダウンサンプリングしていることになります。まずはこの設定値が怪しいと予想して、次回の録音の際には「resample 48000」を指定してみます。
これでも高音域がシャリシャリ言うならば、このバージョンのLAMEはラジオの録音には適さないということで納得することにします。はてさて結果はいかに。
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