iTunesを9にアップデートしてからというものの、タイトルバーがiTunesからMy Documentsに変わったり、iTunes Storeの文字化けに遭遇したりと、細かい不具合を見つけていますが、またまた新しい不具合(仕様?)を見つけてしまいました。
それが「曲のプロパティを編集時に、定期的にメインウィンドウがフォーカスを奪おうとする」現象。プロパティを編集中は実際にアクティブになることは出来ないのですが、プロパティとiTunesのメインウィンドウの間に何かウィンドウを出していると、それが自動的に最背面に行ってしまう現象に悩まされています。
言葉だけで説明しても分かりにくいので画像を付加すると。
再生中の曲の歌詞を埋め込みたいとします。現在背面にはiTunesのウィンドウが、前面には歌詞が書かれたファイルをテキストエディタを開いた状態になっています。この時点ではまだiTunesはフォーカスを奪っていません。
歌詞を埋め込みたい曲を右クリックし、プロパティを開きます。この時点でiTunesのウィンドウが前面に出てきますが、これはきわめて正しい挙動。
問題はここから。このプロパティ画面を開いた状態で、歌詞をコピーするために再びテキストエディタをアクティブにします。
テキストを全部選択し、コピーをしようとすると…
突然iTunesのメインウィンドウがフォーカスを奪い、最前面に表示されます。その次の瞬間にはプロパティウィンドウが再びフォーカスを奪い返し、最前面にプロパティウィンドウが出てきます。結果、最初は最前面にあったテキストエディタは最背面に押しやられてしまいます。
画面には無残にもコンテキストメニューだけが最前面に残っています。
定期的というのは、時間にするとだいたい30秒おきくらいでしょうか。いざ打ち込もうとするときにフォーカスを奪われてしまうと、いちいちタスクバーからエディタを呼び戻さなければならず、非常に不愉快です。日本語で文章を入力中にフォーカスを奪われると、入力中の文字列は問答無用で確定されてしまうため、さらに不愉快度が増します。
プロパティを開くと30秒のタイマーが作動するらしく、回避方法は無し。プロパティを開きながら作業するなら30秒以内に片付ける必要があります。iTunes 8時代にはこんなことに悩まされることは全くなかったのですが・・・。次期アップデートで修正されることを切に願うばかり。