Mozillaは10日、デスクトップ版ウェブブラウザ「Firefox 26.0」をリリースしました。Mozilla Firefox 26.0のリリースノートによると、主な新機能は次の通り。
- 全ての Java プラグインの起動にクリックが必要になりました。
- パスワードマネージャがスクリプトによって作られたパスワードフィールドに対応しました。
- Windows 版: インストールディレクトリに対する書き込み権限がなくても Firefox を更新できるようになりました。これを利用するには Mozilla Maintenance Service が必要になります。
- Linux での H.264 再生をサポートしました。これには適切な gstreamer プラグインがインストールされている必要があります。
- Windows XP での MP3 再生が可能になりました。これによりWindows の全てのバージョンで MP3 を再生できるようになりました。
- 複数の CSP ポリシーに対応しました。これによりスペックにある enforce ポリシーと report-only ポリシーを利用できるようになりました。
- Social API のソーシャルブックマーク機能が複数のソースシャルブックマークサービスに対応しました。
- Math.ToFloat32 が、可能であればどのような値でも Float32 に変換するようになりました。
- appcache 利用時の通知がされないようになりました。
- CSS の image orientation 属性をサポートしました。
- アプリマネージャが追加され、Firefox OS 端末や Firefox OS シミュレータへのアプリのインストールや、それらの上でのデバッグが容易になりました。
- IndexedDB が気軽に使えるようになりました。利用時に通知を行う必要がなくなりました。またデータは一時的なストレージエリア中のプールに保存され、LRU に従って転送されるようになりました。
- 画像単体の表示時に、JPEG 画像に含まれる EXIF 情報を利用して縦横を決めるようになりました。 (Bug 298619)
- 表示されない画像をデコードしないようになったため、表示速度が向上しました。 (Bug 847223)
- KB2670838 (MSIE 10 を動作させるために必要なアップデート) がインストールされた Windows 7、もしくは Windows 8.1 でのテキスト描画に関する不具合を修正しました。(Bug 812695)
- Mac OS X での MP3 再生に AudioToolbox を利用するようになりました。 (Bug 914479)
- いくつかのセキュリティ問題を修正しました。
特に重要な木野としてはJavaプラグインの起動にクリックが必要になったことではないでしょうか。これまでのFirefoxでも最新バージョン以外のプラグインがインストールされている場合、実行をブロックする仕組みが備わっていましたが、今回はセキュリティをさらに強化したものとなります。
Firefox 25.0.1を利用しているならば、48時間以内に自動通知が来るとのこと。今すぐアップデートしたい場合はヘルプメニューの「ソフトウェアの更新を確認…」から手動アップデートが可能です。
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