先日、Wii U用ソフト「ピクミン3」を購入しましたので、そのファーストインプレッションをお届けします。プレイ時間は15時間ほど。ゲームキューブ版のピクミンシリーズは未プレイ。購入のきっかけについては、Wii U用ソフト「ピクミン3」を購入しましたをどうぞ。
見た目のかわいさと、そこから来るギャップ
© Nintendo
プレイしてみてまず思ったのが「キャラはかわいいのに難しい」でした。ピクミンのかわいさゆえ、ゲームの難易度も抑さえられているかと思いきや、指示が遅れるとあっという間に食べられてしまうシビアさを持っています。
「ピクミンはCMではかわいい感じなのに中身は残酷なゲーム」とは前評判で聞いていましたが、実際プレイしてみると「ああ、たしかに」と思ってしまいます。
今作の主人公は3人、操作するのは自分ひとり
© Nintendo
今作は前作までとは違い、操作する主人公が3人います。画面奥から「アルフ」「ブリトニー」「チャーリー」の3人です。
このうち1人を操作し、残りの2人は後ろを付いてくるというのが基本ですが、3人を個別に操作できるのが今作の特徴の一つです。
© Nintendo
たとえば、このように対岸の地形に進みたい場合。キャラクターはジャンプできませんのでそのままでは進行できません。
© Nintendo
そんな時は主人公の一人「ブリトニー」を投げ入れます。
© Nintendo
そしてもう一人「チャーリー」もえいやっと。
© Nintendo
投げ入れた切り株の上にいるブリトニーが、一緒に投げ入れられたチャーリーをさらに奥の地形に投げます。
© Nintendo
こうして3人で協力することで、1人では行けなかった地点へどんどん進んでいくのが今作の攻略の鍵となっています。
ピクミンより遙かに大きいボスを力を合わせて倒す快感
© Nintendo
ピクミンのもう一つの特徴が「ボスがでかい」こと。HD画質になりさらに鮮明になったボスは初見では「どう考えてもこんな小さなピクミンじゃ倒せない」と思わられます。が、「小さい力も集まれば巨大な力に」なるのがピクミンのおもしろいところ。
© Nintendo
ゲーム内にも時間は流れていますが、特に「何時何時までにボスを倒さなければならない」といった制限はなく、食料が尽きない限りは何日掛けて倒してもOK。最初は「とても倒せない」と思っていましたが、攻撃パターンを読み、適切なピクミンを適切なタイミングで投げることで少しずつですが体力を削っていくことができます。
© Nintendo
このボスはゲーム内時間の20日目で出会い、倒したときには24日目になっていました。時間を掛けて倒したボスは、ストーリーを進める上で重要な要素であることが多く、それがまたプレイを続けるモチベーション維持につながっています。
ストーリーだけじゃない!HD画質でピクミンを収める「カメラモード」が秀逸
© Nintendo
楽しみは3人の主人公を操ったり、ボスを倒すだけではありません。高画質になったからこその楽しみが「カメラモード」です。ゲーム中好きなときにカメラを構え、その写真をMiiverseなどに投稿することが可能です。
© Nintendo
戦闘中は残酷な描写もありますが、こうして日常の一枚を見ると「ピクミンに登場するキャラクターはやっぱりかわいいなぁ」と改めて思います。
© Nintendo
ゲーム内時間の1日が20分弱と短いのもうれしいポイント。社会人になると1日に5時間も6時間もプレイする時間はとれませんが、20分なら「今日は1日だけ進めてみよう」という気にさせてくれます。失敗してもその日に戻ってやり直すこともできるため、「何度でも楽しめる」ゲームになっていると思います。
最近Wii Uをプレイしていない人におすすめ
Nintendo Land、モンスターハンター3G HDver.とWii U用ソフトをプレイしてきて、若干Wii Uの起動頻度が落ちてきた頃にリリースされた「ピクミン3」は私の中でのWii U起爆剤となりました。1日少しずつプレイできるスタイルも相まって、最近ではほとんど毎日プレイしています。
ここ最近、Wii Uを起動していないなぁという方には1日20分で楽しめるピクミンワールドに手を出してみてはいかがでしょうか。