PT2+TvRock+REGZAを使った2012年8月現在のテレビ録画・視聴環境をまとめてみる

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アンテナケーブル

PT2の後継機となるPT3が発売されてから約2ヶ月が経過しました。私の環境では、2010年5月にPT2ダブル差しの8チューナー構成にしてから何事も無く順調に稼働しているため、今のところPT3の購入予定はありません。

それから2年後の2012年5月にようやくPT2を新BSに対応させることが出来たため、備忘録も兼ねて、改めて現在の録画・視聴環境をまとめておくことにします。

2012年8月現在の構成

TV視聴・録画環境図

現在の主な構成要素は、2台のサーバと1台のクライアント、そして東芝の47型液晶テレビ「REGZA」となっています。

TvRockサーバは2008年にFriioを入手したときに組み立てたマシンになります。クライアントは2009年に組み立てたCore i7自作パソコンを使用しています。REGZAも同じ2009年に購入したREGZA 47Z8000が現役稼働中。

以前はTvRockサーバに大容量のHDDを乗せてファイルサーバを兼ねていたのですが、HDDの交換の度にサーバをシャットダウンする必要がありました。当時はタイの洪水の影響で大容量HDDが入手しづらく、HDD増設のためにかなりの回数シャットダウンを行っていました。

そういう背景もあって、2011年に録画と保存を別サーバに切り離しています。現在のファイルサーバは4TBx3の12TB構成です。

録画予約時

TV視聴・録画環境図

突発的に録画したい番組を見つけた場合は、TvRockサーバ上の番組表にアクセスし番組表から録画予約を実行します。逆に毎週決まった番組を録画する場合は、クライアントに入っているTvRockからキーワード予約を行います。TvRockは2台で同期の設定を行っているので、予約キーワードは自動的にTvRockサーバ上のTvRockにも反映されます。

また、出先からiPhoneで番組を予約することもあります。正常に録画予約が出来たかを確認するため、予約時にTwitterに自動ツイートするスクリプトを動かしています。スクリプトはTwitterのBasic認証廃止後もTvRockからツイートする方法でご紹介している、ドクタァムーグ氏のスクリプトを利用させていただいています。

録画実行時

TV視聴・録画環境図

録画実行時は特に何もすることはありません。録画の開始と終了は先ほどのスクリプトが自動的にツイートを行います。録画終了コマンドにバッチプログラムを割り当てており、

  1. ts2pts_modを用いて、録画したTSファイルをPTS化
  2. rgzamを用いて、REGZA用metaファイルの生成
  3. SCRenameを用いて、ファイル名をリネーム
  4. Fire File Copyを用いて、ファイルサーバ上の指定したディレクトリにコピー
  5. コピー元・コピー先のファイルのハッシュ比較を行い、正常にコピーできていることが確認されたら元ファイルを削除

といった処理を全自動で実行します。

REGZAから見たCANAANフォルダ

当初は単純にファイルを移動させているだけでしたが、何百ものファイルが同一階層にあるとREGZA側の読み出しが遅くなってしまうため、2010年より番組毎にディレクトリを生成し、その中にコピーする処理に切り替えています。

また、ハッシュ比較も全ての番組に対してでは無く、大事な録画ファイルに対してのみ行うように修正しています。

番組視聴時(リアルタイム)

TV視聴・録画環境図

リアルタイムに見たい番組がある場合は、クライアントのTvRockからチューナを立ち上げます。クライアントにPT2は刺さっていませんが、Spinelで共有されているためTvRockサーバのBonDriver経由で視聴が可能です。視聴中の番組情報はクライアントのTvRock経由でTwitterに自動ツイートされます。

番組視聴時(非リアルタイム)

TV視聴・録画環境図

そして、録画した番組を再生する場合はREGZAのDLNA/DTCP-IP機能を使い、直接ファイルサーバにアクセスしてストリーミング再生を行います。

REGZAリモコン

REGZAのリモコンには標準で30秒スキップや早送りなどのボタンが付いているため、録画済みの番組を再生する場合はクライアントPCよりもREGZAの方が快適に操作が可能です。

リアルタイムに番組を視聴するときもREGZAで見ればいいのでは?というツッコミもありそうですが、今の環境はこんな感じになっています。REGZAで再生中はTvRockサーバのHDDにはアクセスが行かないので、アクセス負荷もうまく分散できているように思います。

今のところ不満はないので、PT2が壊れでもしない限りはこの環境でしばらく運用していこうと思います。

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