「F1 サムライの涙」~音速を駆け抜けたプロフェッショナル~、レビュー

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2010 FORMULA ONE

© Fuji Television Network, Inc.

2010年は地上波で「F1総集編」の放送はなしとなったフジテレビは、それに変わる特番「F1 サムライの涙」 ~音速を駆け抜けたプロフェッショナル~を放送しました。そのレビューをお届けします。

近年の総集編は2時間半というボリュームだったのに対し、この特番は1時間というボリュームでした。内容もぐぐっと凝縮し、F1というよりもブリヂストンに、各レースを振り返るというよりも最終戦にスポットを当てたものとなっています。

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そのため、レーサーの紹介も最小限。最終戦でワールドチャンピオンを争ったアロンソ、ウェバー、ベッテル、ハミルトンの紹介がダイジェストで紹介されるのみでした。

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今回の特番の主役はタイヤサプライヤーのブリヂストン。14年間F1にタイヤを供給してきたブリヂストンも今シーズン限りでの撤退が決定しています。レース最終戦となるアブダビでのミーティングからカメラが密着しています。

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通常のF1中継では見ることの出来ない、ブリヂストンのエンジニアの仕事ぶりも取り上げられました。使用後のタイヤは表面をドライヤーで溶かしてチェックするんですねぇ。

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最終戦で4位以内ならワールドチャンピオンが確定していたアロンソが、今レースで大きく順位を落とした理由もタイヤサプライヤーの視点から分析。浜島さんいわく、まだまだグリップの残るソフトタイヤを早い段階で交換したことが敗因になったとのこと。

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そして、レース終了とともにブリヂストンの仕事も終わりました。今期唯一の日本人ドライバーとなった小林可夢偉とも固い握手を交わします。

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番組終盤には、来年のタイヤサプライヤーがピレリに決まったことも告知されました。ブリヂストンの功績を振り返りつつ、新しい時代の情報も取り入れた番組だったと思います。改めて13年間おつかれさまでした。

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