TwitterのBasic認証を用いたAPIの利用が2010年8月31日をもって廃止となります。当初は6月に廃止予定でしたが、W杯開催にともなうサーバーへの負荷状況を考慮して、2010年8月末に延期されていました。その後、再アナウンスがないことから、予定通りあと10日ほどで廃止されることになります。
すでにdev.twitter.comでは廃止に伴うOAuthへの移行アナウンスが発表されていますし、Basic認証廃止までのカウントダウンサイトもオープンしています。このサイトによると、2010年8月31日を持って突然廃止となるわけではなく、8月17日から段階的に廃止という手順を踏むようです。具体的には次の通り。
- 2010年8月17日以降
- Basic認証を用いたリクエストが1時間当たり15回に制限される
- 2010年8月20日
- 日本時間の午前0時から10分間、Basic認証が通らなくなる
- 2010年8月23日
- 日本時間の午後3時から10分間、Basic認証が通らなくなる
- 2010年8月27日
- 日本時間の午前0時から10分間、Basic認証が通らなくなる
- 2010年9月01日
- 日本時間の午前0時以降、Basic認証を用いたリクエストがHTTP 401エラーコードとなり、完全に廃止となる
というわけで、すでにBasic認証のリクエスト回数は1時間あたり15回と、大幅に制限されていることになります。
WebやTwitter公式のモバイルサイトを利用している方は今回のBasic認証廃止はまったく関係のない話ですが、Twitterクライアントやスクリプトを利用している人は注意が必要です。自分のツイートが「APIから」と表示されているクライアントをお使いの方は2010年8月31日以降使えなくなる可能性があるため、今のうちに確認しておいた方が良さそうです。