Googleは現地時間の20日、AndroidやChromeを内蔵したテレビ「Google TV」を発表しました。プレスリリースも出ています。ソニーやLogitechと共同開発した製品を2010年秋にも発売予定としています。
Google TVは「TV meets web. Web meets TV.」というキャッチコピーがついているとおり、Webとテレビを融合する画期的な製品としています。ユーザーは対応のテレビもしくはセットトップボックスを設置することにより、テレビ番組を視聴するようにネット上の動画を見たり、ネットで検索をするようにレコーダーに録画予約を入れることが出来るとしています。
Google TVにはGoogleはもちろん、IntelやLogitech、SonyやAdobeが協力しており、製品化第一弾となるSONYのテレビにはGoogleのAndroidやChrome、IntelのAtom CPU、AdobeのFlash Player 10.1が搭載される見通し。さらに他のメーカーにも2011年初頭をめどにSDKやWeb APIを提供し、2011年夏にはオープンソース化も予定されています。
今回の発表でGoogleがテレビ業界に本格的に進出することになります。これまで発売されてきたテレビの中にも簡易ブラウザを内蔵したものがあったり、あるいはWiiのように外部の機器を通じてインターネットにアクセスする手段はありましたが、今回はテレビ自身にアドレスバーをつけたような形になっています。リアルタイムなテレビ番組や録画した動画、ネット上のコンテンツがよりシームレスにつながる時代が到来しそうですね。
さて、「会社名+TV」という名称ではもう一つ、「Apple TV」があったりしますが、こちらとも今後は競合していくことになるのでしょうか。あるいはアップルも対抗してiPhone OS内蔵のテレビを発売してきたりも…?
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