インテルは11日、ハイエンドゲームPC向けの6コアプロセッサ「Core i7 980X Extreme Edition」を発表しました。ニュースリリースも出ています。同社がデスクトップチップに6コアを搭載するのはこれが初めて。
今回発表された「Core i7 980X Extreme Edition」はマイクロアーキテクチャ「Gulftown」と呼ばれる製品で、32nmプロセスで製造され、Bloomfieldの次の世代とされています。コア数は6ですがHyper-Threadingに対応しており、12コアで動作させることが可能です。クロック周波数は3.33GHz。1次キャッシュは256KB×6ですが2次キャッシュは12MBと4MB増強されています。TDPはBloomfieldと同じ130Wとなっています。
現在私が使っているCore i7-920と比較してみるとこのようになります。
製品名 | 周波数 | コア数(HT有効時) | キャッシュ | プロセス |
---|---|---|---|---|
980X Extreme Edition | 3.33 GHz | 6 (12) | L2: 256KB x6 L3: 12MB |
32nm |
920 | 2.66 GHz | 4 (8) | L2: 256KB x4 L3: 8MB |
45nm |
ソケットは同じLGA1366ということで、発売され次第換装することは可能といえば可能です。ただ、動画をエンコードをするために購入した920も、現在はその役目を終えていますし、12コアを使い切る要素がないのが正直なところ。
ついにCPUのコアも仮想技術で2ケタの時代に突入しました。この記事を5年後に見たとき、いったいコア数はいくつまで増加しているのか楽しみですね。
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