小学館は26日、学年別学習雑誌「小学五年生」と「小学六年生」を今年度末をもって休刊すると発表しました。両雑誌ともに小学館創設時から発刊を続けてきましたが、87年の歴史に幕を下ろすことになりました。
同社広報室は休刊の理由を「近年、特に小学校高学年の学習環境の変化は急激であり、ゲームやスポーツなど趣味や嗜好(しこう)の多様化も進んだ。男女の性差も顕著になり、読者ニーズに必ずしも合致しなくなってきた」などと説明している。「小学一~四年生」の各誌は刊行を続けるが、内容の見直しと改革を進めるという。
近年はインターネットの存在が身近となり、小学校でコンピュータの授業をするのが当たり前になるなど、最新の情報に触れる機会がぐっと増えた中の休刊。アサヒパソコンの休刊と同じく、時代の流れに飲み込まれての休刊と言えそうですね。