初代PS3には搭載されていた、PS2のソフトもプレイできる後方互換機能は、コストダウンもろもろの理由で、現行機種には搭載されていません。
今年9月に新型が発売されますが、それにもPS2ソフトをプレイする機能はありません。PS3を検討中のユーザの中には「PS2とPS3を置くスペースがないから、もしくはPS3の優秀なアプコン機能を使ってPS3でPS2のゲームをプレイしたい!」という方もいるかもしれません。
そんな方に残念なお知らせが。Engadget Japaneseに掲載された記事によると、SCEAのハードウェアマーケティング担当者 John Koller氏が次のように「PS3にPS2互換機能を復活させることはない」と明言しています。
後方互換について騒ぐのはもうやめるべきですか?
Koller :「(PS2 互換は) もう復活しない。ここではっきりさせてほしい」「(PS2互換は) いわれているほど購入理由として大きなものではない。PS3には相当のラインナップが揃ってきたし、ほとんどの人はPS3ゲームのためにPS3を買っている。PS3ゲームとBlu-ray映画のために。」「 互換性は今後も戻ってこない」。
ということで、今後PS2互換機能が復活する可能性は限りなく0に近くなったと言えそうです。
PS3をゲーム機と捉えているユーザには残念なニュースですが、家電と捉えているユーザにはいいお知らせも。
9月1日に実施される「システムアップデート Ver3.00」では著作権保護技術「DTCP-IP」がサポートされます。DTCP-IPは東芝の液晶テレビREGZAなどにも採用されている機能で、HDDレコーダーやPCに録画したテレビ番組などの動画をネットワーク経由で再生できるようになります。
そのほか、新型PS3では「ブラビアリンク」にも対応するとのこと。ますます家電としての期待が高まるPS3ですが、ゲーム的には「428 ~封鎖された渋谷で~」や「塊魂トリビュート」くらいしか今のところ欲しいものがないんですよねぇ。
PS2互換の切り捨てを名言した以上、より多くのジャンルのソフトがPS3で発売されることを願うばかり。