インテルのCPUはCoreブランドだけでも「Core 2 Solo」「Core 2 Duo」「Core 2 Quad」「Core 2 Extreme」「Core i7」と相当数種類がある上、性能別に4桁もしくは3桁の型番が割り当てられており、性能やスペックが一目でわかりやすいとは言い難いラインアップになっていました。
4月にはCPU格付けを発表したものの、それでもCPUに知識を持つ者、もしくはIntelファンの様な人でない限り、容易に理解できるものではありませんでした。
今月17日にTechnology@Intelブログで公開された記事によると、現在展開しているCoreブランドを将来的に「Core i3」「Core i5」「Core i7」という3ブランドに統合し、Core 2 DuoやQuadといったCPUブランドを段階的に廃止していくことになったようです。
これにより、エントリーモデルならi3、ミドルレンジモデルはi5、ハイエンドモデルがi7というように「数字が大きいほど性能・価格が高くなる」ことが明確になりました。
さらに、同じ内部アーキテクチャ(Core i7 920ならBloomfield)でも性能別に分類されるため、ブランド名がCore i5、Core i7と異なるにもかかわらず、同じBloomfieldが採用されることもありえる、としています。ここらへんはヘビーユーザー、自作PCユーザーにはちょっとした混乱を招くことになるかもしれません。
最近ではLGA1366ソケット搭載M/Bも相当安くなってきましたし、来年あたりからCore iX製品が本格普及しはじめるのではないでしょうか。ちなみに、Celeron、Pentium、Atomの各ブランド名はそのまま継続されるとのこと。