映画「シュガー・ラッシュ」レビュー、ディズニーとゲームのコラボレーションに大満足!

[景品表示法に基づく表示]本サイトでは広告による収益を受けています
  • URLをコピーしました!
1303302206.jpg

© Disney

2013年3月23日より劇場で公開されているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ制作の映画「シュガー・ラッシュ」を見てきたのでレビューをお届けします。

すでに公開から1週間が経過していたこともあって、地元の映画館はおよそ200人強の定員に対して、30人くらいの観衆でした。

紙ひこうき

© Disney

本編「シュガー・ラッシュ」の前に、短編作品「紙ひこうき」が上映されました。モノクロでセリフの無い、5分程度の作品です。紙ひこうきが男女を結ぶこちらのアニメーションは先日までYouTubeに公開されていましたね。私は初見でしたが、本編前にほっこりした雰囲気につつまれました。

そしていよいよ本編「シュガー・ラッシュ」がスタート。

ゲームファンにはたまらない!ゲームキャラクター総出演

シュガー・ラッシュ

© Disney

本作には実在するゲームのキャラクターが多数出演します。これが最も魅力的なポイントだと思っています。そして、米ウォルト・ディズニーの制作にも関わらず、登場するキャラクターに日本発のゲームが多いこと。Wikipediaから引用させて頂くと。

  • 『スーパーマリオシリーズ』のクッパ、スーパーキノコ
  • 『ソニックシリーズ』のソニック・ザ・ヘッジホッグ、ドクター・エッグマン
  • 『Q*bert』のQバート、ヘビのコイリー、スリック、アグ、サム
  • 『モータルコンバット』のカノウ、スモーク
  • 『ストリートファイターシリーズ』のリュウ、ケン・マスターズ、ザンギエフ、ベガ、春麗、キャミィ、ブランカ
  • 『獣王記』のセガ・バン・ベイダー
  • 『ペーパーボーイ』のペーパーボーイ
  • 『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』のシリル
  • 『Dance Dance Revolution』のユニ・バース
  • 『Joust』の騎士とダチョウ
  • 『フロッガー』のフロッガー
  • 『ディグダグ』のディグダグ(ホリ・タイゾウ)、プーカ、ファイガー
  • 『パックマン』のパックマン、グズタ、アカベイ、ピンキー、アオスケ
  • 『Tapper』のバーテンダー
  • 『ポン』のパドル
  • 『バーガータイム』のピーター・ペッパー
  • 『QIX』のQIX
  • 『メタルギアシリーズ』の「!」
  • 『ロードブラスターズ』のレーサー
  • 『Primal Rage』のサウロン
  • 『スペースインベーダー』のインベーダー(似顔絵として)
  • 上上下下左右左右BA

via シュガー・ラッシュ – Wikipedia

通称コナミコマンドとされる「上上下下左右左右BA」まで出てきたのにはおもわずにやけてしまいました。米国で上映されたときはどれほどの方が元ネタを知っていたのか気になります。

悪役「ラルフ」とバグ持ち少女「ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ」の友情がアツイ

シュガー・ラッシュ

© Disney

フィックス・イット・フェリックスに登場する悪役「ラルフ」と、シュガー・ラッシュに登場する少女「ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ」が主人公・ヒロインの今作、その友情がアツイです。

シュガー・ラッシュ

© Disney

ひょんな事からシュガー・ラッシュの世界に迷い込んできてしまったラルフと、ヴァネロペの出会いはあまり友好的な感じではありませんでした。お互いの利害関係が一致するから、という理由で手を組んだ2人の間に少しずつ友情が構築されているのが見ていてとても心地が良かったです。

ゲーム間で大きく異なる世界観をごくごく自然に結びつける難しさ

シュガー・ラッシュ

© Disney

本作に登場するゲームはシュガー・ラッシュ=レースゲームだけではなく、アクションやシューティングなど多岐にわたっています。ゲームキャラクターがお互いの世界を行き来させるだけなら簡単ですが、そこにうまくストーリーを差し込むというのは相当難しいと思います。

ディズニーはその難しさを自然に表現しています。ヒーローズ・デューティに登場する敵「サイ・バグ」をシュガーラッシュの世界に混入させることで伏線を作り出し、最後の最後にそれを回収するまでの展開は大人の私も素直に引き込まれました。

予告編だけで判断せず、ぜひ劇場へ

シュガー・ラッシュ

© Disney

ただ、若干残念なのが予告編でしょうか。予告編では時間的制約とストーリーの核となる部分を隠す必要がある演出上の制約からか、本編中の大事な要素「ヴァネロペのバグ」についてほとんど言及できていないだけでなく、あたかも「コンセントが抜かれてゲームから消えてしまいそうになるヴァネロペをラルフが救うストーリー」という誤った印象を与えています。

確かに本編でヴァネロペが一度はゲーム上から消えそうになりますが、メインはそこではないと思っています。この予告編だけで判断せず、是非劇場に足を運んでもらいたいものです。

ディズニー映画を劇場で見るのは何十年ぶりか覚えていないですが、この作品はBlu-rayで持っておきたい作品となりそうです。ここまで映画館で満足する映画を見たのも記憶に無いですね。ここ数年で私が見た映画の中では間違いなくナンバーワンです。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次