コナミは29日、ニンテンドー3DS用ソフト「ラブプラス」の制作決定を発表しました。
現在、ソフトの正式名称は決まっておらず「Project ラブプラス for Nintendo 3DS」というプロジェクト名のもと、開発が進んでいることが明らかになりました。
ニンテンドー3DSがE3で発表された時に、ラブプラスのお客様がすぐにニンテンドー3DSと連想して考えて下さったんですね。
これは、やはりニンテンドー3DSの「いつもどこでも持ち歩ける」というコンセプトとラブプラスがピッタリだったという事もあると思います。
通信機能が更に強化されているという事ですので、より一層、お客様同士のコミュニティをニンテンドー3DS自身を介して作っていただけるようになるんじゃないかと思っています。
例えば、強化されている「すれ違い通信」でお客様同士の彼女が噂を伝え合うとか、
或いは、すれ違って情報が集まる事で町が進化していくとか、
例えば、お客様同士で町の中でイベントができるとか、
その持ち歩いた事がゲームの中に連動していって、ゲームの中の世界が日々進化していくというような遊びが考えられるのではないかと、
ぜひ、そういうトライをやってみたいなと思っています。
と、ラブプラスの内田統括プロデューサーもサイトで述べているとおり、かなり新要素の詰まった内容となりそうです。
コナミの公式YouTubeチャンネルでは「Project ラブプラス for Nintendo 3DS」プロモーションムービーが公開されており、ニンテンドー3DS上で動くラブプラスのコンセプト映像を見ることが出来ます。
映像で気になる部分をピックアップしてみます。最初はコナミのロゴから。
3DSで広がるラブプラスの世界を、ヒロインの一人高嶺愛花が紹介するスタイルとなっています。
ニンテンドー3DSの最大の特徴である裸眼立体視も愛花が解説。ただ、実際に立体視できるのは上画面を正面から見た場合のみで、ここまで傾けると立体には見えなくなるはずです。
アップルのiPhone 4や第4世代iPod touchにも採用されているジャイロセンサーが搭載されており、3DSを傾けることでキャラクターを前から覗いたり、
後ろ姿を確認することも可能です。現在の最新作である「ラブプラス+」では十字キーである程度視点を動かすことは可能ですが、ここまで回り込むことは出来ません。
画面解像度も800×240ピクセルと大きくなっており、キャラクターの細かいところまではっきりと描画されていることがわかります。また、歩きに合わせてスカートの裾や髪の毛がかなり巧妙に動いていることも確認できます。
内蔵カメラで自分の顔を認識するシステムも。内側カメラの位置が折りたたみ部分だったDSから、3DSでは上画面の上に移動になっています。
最後に「続きはまた今度ね」と言い残し、映像は終了。
3DSの機能をうまく説明した映像となっており、従来機よりかなり性能アップしていることが伺えます。ただ、この映像はあくまでプロモーションムービーであり、実機映像とはどこにも書いてありません。任天堂カンファレンス2010で公開されている「ソフトラインナップ映像」を見る限り、実機はここまで高解像度にはならない可能性があります。
「ラブプラス」がニンテンドー3DSのキラーソフトとなりうるか、注目ですね。現在のところ、発売日は未定となっています。